過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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166:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/19(火) 21:04:16.27 ID:5HPWMU5AO
〜3〜

麦野「(くくく……せいぜい私の身体をオカズにするんだね)」ニヤニヤ

御坂「……あんたなにニヤニヤしてんの?」ジトー

麦野「別にー?」ポチポチ

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10/2 23:56
To:かーみじょう♪♪♪
Sb:でも一人でしたらしてやんないから
添付:
本文:
ナ・マ・ゴ・ロ・シ・か・く・て・い・ね

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一方、自分が牛乳風呂から上がった後麦野が何をしていたかなど知る由もない御坂はと言うと……
麦野が持っている中で一番地味で最も普通のシルクのパジャマを着てベッドに腰掛けていた。
相変わらずカッペリーニのソファーにゴロゴロしながらマイペースに携帯電話をいじるその表情に……
御坂は当然の事ながら相手は上条だなと推測する。

御坂「そう言えばさ、あんた私にメール全然してこないよね。するとしてもだいたい電話じゃない」

麦野「私とあんたはそういう関係じゃないでしょ?だいたいデコ盛り沢山絵文字使いまくりの頭悪そうな目チカチカするようなメール付き合って打つとか本当に面倒臭いし」

御坂「それはそうだけどさ……メールとか好きじゃないの?」

麦野「相手の顔が見えないヤツとはしたくないの」

たった今どの口が言うかというメールを送った後麦野は携帯電話をソファーに置いてテレビに向き直る。
御坂は初めての部屋、それも麦野宅でのお泊まりとあってやや所在ない。
冷蔵庫から新たに渡されたソルティライチも空になったのにまた口をつけてしまう程度には。

麦野「チャックさんのスカーフいいな。“外”から取り寄せられないかしら」

御坂「えー……これ初めて見るけど、なんかこの男チャラチャラしててイヤな感じかも」

麦野「そう思うでしょ?でもチャックさんがいないと回らないのさ、このお話は」

御坂「セレブでゴージャスでハイソな高校生……って、書いてるけどさ。実際こんな子達ばっかりじゃないわよね」

麦野「頭スカスカの男共と股ユルユルの女達のくっだらねえ恋愛ゴッコがメインだからね」

麦野が見ている海外ドラマはアメリカのマンハッタンが舞台だが、現実にこんな暮らしぶりがあるんだろうかと首を傾げざるを得ない。
それほどまでに御坂の感性からかけ離れたものを、麦野はヘラヘラと笑って見ているのだ。




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