過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
1- 20
18:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/08(金) 21:23:37.02 ID:M0U/e/FAO
〜13〜

上条「む、麦野さん?違うんですよこれは?この方は雲川先輩といいまして、私こと上条当麻の学校の先輩でして……!?」

麦野「ふーん?部活に入ってるでもないあんたが、どうして学年違いの先輩と一緒に帰ってんのか、私にはどうしてもわかんねえんだよなあ、かーみじょう」

……うん、ダメだ。テメエはダメだ当麻。アリかナシかで言えばアウトだ。
別に電話もメールもなかったのはまあ許そう。帰りが遅くなったのもまあ良いとしよう。
でもな当麻……私は料理に手を抜けない質なんだよ。つまりだ、お前を料理すんのにも手は抜かないってこった。

雲川「おやおや……刺激的な鉄火場の次はドロドロの修羅場か?これで愁嘆場まで乗ったらドラ3なんだけど」クスクス

上条「ちっ、違う違います違うんだ三段活用!青髪!おい青髪……っていねえええええぇぇぇぇぇ!!?」

ああそうか。あのぶっ飛んだ髪の色した青頭はもういねえってこった。
つまりだ、もう誰にも邪魔されずに……人が一生懸命料理と買い出しに精出してたすぐ側で、私の知らねえ女と仲良く下校してやがったこのドちくしょうを三枚おろしに出来るって訳ね?
ああもうさっきのガキがどうとか、ボウガン持ったクドい感じに脂っこいデブが誰かとかもう関係ねえよな?

麦野「関係ねえ!関係ねえよ!言い訳とかカァァンケイねぇぇぇぇぇんだよォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

禁書目録「しずりしずり!女の子行っちゃったよ!?どうするのどうするの!?」

御坂「それよりこの状況どうすんのよ……ああもう何でもかんでも首突っ込んで来て!あんたが入ってくんのが一番ややこしいのよ!」

上条「待て!待てって!いっぺんにまくし立てられても上条さんの耳は二つしかないんだっつうの!!」

……でも、今のであんたが怪我しなくって良かった。
もうね、私はあんたの身体にこれ以上傷がつくのなんてごめんだ。
私があんたの背中に立てる爪痕以外の何も傷ついてなんて欲しくない。これは本当。
……それだけが、あの日腕ブった切られて死にかけて帰って来たあんたの前で、ただ泣き崩れるしか出来なかった――口に出せない私の本音。

麦野「なら……一つしかない口からどんな悲鳴が上がるか聞いてやるよォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

上条「ふっ、ふっ、ふ……!」



―――おかえり、私の当麻―――




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1297.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice