過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
1- 20
253:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/24(日) 21:18:45.03 ID:9nLn6TsAO
〜13〜

麦野「私はエラそうな男が死ぬほど大嫌いだけどね、私の気持ちは汲んでも顔色伺うのはよしてちょうだい」

ごめんね当麻。私さ、意地っ張りなんだよあんたも知っての通り。
別にあんたに寄りかかれないほど信用してないからじゃないんだ。
あんたを信頼してるから私はあんたに寄りかかっちゃいけないと思ってる。

麦野「――あんたはさ、私の男なんだから」

例えばさ、普段肩で風切って歩いて鼻の高い女っているでしょ?
でもそんな女が自分の男の前だとデレデレすんのは仕方ないにせよ甘えて弱い所見せるじゃない?
同性の目から見てさ、そういう女って反吐が出そう。
テメエが普段突っ張らかってるくせして肝心かのめの場面でメソメソメソメソ……
結局男に縋らなきゃ生けていけない程度の安い女が自分の値札高くつけてんじゃないわよってね。

麦野「どっしり構えててくれてて良い。そういうエラそうなのは嫌いじゃないからね」

当麻。あんたは優し過ぎる。私に甘過ぎるよ。油断したら私はそういう私の嫌いな女になりそうだ。
そうなったらその女はただ重いだけのお荷物だ。
でも優しいあんたは、どんな荷物だって捨てられない人間だって言うのはあんたに救われた私が一番良く知ってる。

上条『――わかった。何か悪かったな。なんかこれじゃ俺の方がぐらついたみたいだな』ククク

麦野「ぐらついたら背中から蹴り飛ばしてやる」

上条『普通そこは支えるって言う所だろ?止めとく。その太い足じゃあな〜〜』

麦野「携帯越しで良かったわねえ?後で覚えてろテメエ!!」

――私は、私の弱さから暴発させた心の闇であんたを死なせかけた。
あの時私は本気であんたが死ぬまで殺そうとしたんだ。
だから私は――もうあんたを、私の弱さで傷つけたくない。

上条『へいへい。後って言えば……今日うち来るか?』

麦野「さあ?私忙しいから」

何でかしらね。あんたが少しでも元気になってくれたり調子が良くなってくれると私の方が楽にさせられる。

キーンコーンカーンコーン

麦野「じゃあ」

上条『またな!』

何て言うんだろうね?こういうのってさ




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1297.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice