過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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◆K.en6VW1nc
[saga]
2011/08/07(日) 21:09:25.94 ID:UIeiMW9AO
〜7〜
御坂「――ちょっと。私の後輩イジメたら店ごと吹き飛ばすわよ?」
食蜂「あははははは!私の実力をもってしても貴女とやり合うのはちょーっと割に合わないかなぁ?それにぃ……私は貴女とお茶したいなぁ、お話ししたいなぁって思ってるだけなのなぁ」
御坂「……黒子。良いから普通にしてて」
白井「で、ですがお姉様……」
食蜂「あれれれれれぇー?貴女、後輩の教育が行き届いてないんじゃなぁい?」
そこで食蜂が運ばれて来たグアバジュースを一口飲むと……うんうんと楽しそうに頷いた。
それはジュースの味が気に入ったのか白井の態度が気に入らないのか一見判断に苦しむほど自然なそれだったが――
食蜂「まるでナイトみたいねぇ?お姉様の露払い……いいなぁカッコいいぃ〜!……で・も」
白井「――……?」
食蜂「守られてるのは貴女の方なんだなぁ小パンダちゃん?さっきから見ててわからなぁい?感じられなぁい?彼女がビリビリ張り詰めてるのはぁ……“足手まとい”の貴女達を守るためだよぉ?」
白井「!?」
食蜂「このコップとおんなじにならなぁーいようにぃ?」
ガチャン!と空になったジュースが食蜂の手からパッと落とされ床面に割れ砕け、血のように流れ出し広がる液体。
同時にジュースに入っていた氷をガリッ、ガリッと噛み砕くチャーミングな八重歯。
そう――食蜂からすればレベル4など存在しないのと同じ。
子供が『いらない付録』を見るのと同じ眼差し。
佐天「(この人、怖い……麦野さんと違った意味で……恐い!!)」
子供が捕まえた昆虫の手足や羽根を毟り取ってもぐのに悪意も殺意も敵意もない。
食蜂の笑顔、立ち振る舞い、物言いはひどく無邪気で子供っぽい。
子供特有の利害の絡まない残虐性を見る者に感じさせるように。
食蜂「いいお友達がたくさんいていいなぁ……いいなぁ?」チラッ
御坂「あげないわよ。そもそも友達は、オモチャみたいに貸し借りしたり貰ったり捨てたり出来るもんじゃないの。能力頼りで人の心は読めても気持ちや痛みもわからないあんたにはわからないでしょうけどね!」
しかし――『梯子の子供』はそれに異を唱える。
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