過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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◆K.en6VW1nc
[saga]
2011/07/10(日) 12:41:32.87 ID:U58nKrMAO
〜10〜
青髪「あれ?ベッドのうなったんやね。春に遊びに来た時まだあったのに」
雲川「へえ……少女漫画けっこうあるんだけど。これなんて特に懐かしいけど」ペラペラ
御坂「(コルクボード……写真いっぱい貼ってる。あいつカメラなんてやるの?)」キョロキョロ
麦野「あ・ん・た・ら・ね・え・!」
一方その頃……麦野のそう高くない沸点は今まさに我慢と忍耐と限界と臨界を迎えていた。
例えるならば海中に没した活火山が煮えたぎるマグマを噴出させる数秒前、怒りの表面張力があと一枚コインを落とせば溢れださんばかりであった。
禁書目録「すふぃんくす!私にも半分寄越すんだよ!独り占めなんて許せないかも!」
スフィンクス「シャー!」
上条「猫とちくわ取り合うなー!!」
麦野「……人ん家のガサ入れしてんじゃねェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!」
その原因は、事件の後上条の部屋に雪崩れ込んで来た招かれざる三人の客に対してである。
青髪は取り払われたベッドの足が置かれていた床の凹みをなぞり、雲川は上条の本棚に追加された麦野の少女漫画をパラパラ捲っていた。
御坂は床にぶら下げられたコルクボードに貼り付けられた三人や二人や一人の写真をマジマジ見上げ……
インデックスはスフィンクスと一本しかないちくわを醜い争いと共に奪い合い、上条はみんなの靴を揃えていた。
上条「一応、適当な所座っててくれよな」
麦野「かぁぁぁみぃぃぃじょぉぉぉう!」
上条「そんなピリピリすんなよ……せっかく来てくれたんだし」
麦野「呼んでねえし」
事の始まりは、補習の課題を手伝ってくれた雲川に上条が謝礼を申し出たところで『じゃあ晩御飯ご馳走になりたいんだけど』と言われ、上条がそれを承諾したからだ。
それに乗じ同じ補習仲間として苦楽を共にした青髪も参戦し、何故か御坂までついて来てしまったのだ。
麦野「あー……あれね、旦那が前触れもなく夜中に職場の人間連れて来た時の妻の気持ちが今ならよーくわかる。あんた、私が買い物言ってなかったらどうするつもりだったの?」
上条「悪い……」
麦野「……まあ?ここはあんたの家なんだし、私にだってそれくらいのわきまえはあるわ。ちょうど人数分あるし」
上条「今日のメシ、なんだ?」
麦野「サーモンの塩竈香草焼き♪」
鮭に絡むところのみ、麦野は唇に人差し指を添えてウインクした。
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