過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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77:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/14(木) 21:18:15.62 ID:1DwrXIIAO
〜12〜

麦野「んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんー!!?」

御坂「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ♪」

その刹那、88度のバルカンウォッカ入りロシアンティーに倒れ伏した御坂が――
いきなり、介抱しようとした麦野の唇を奪ったのだ。制止はおろか反応すら許さない、挙動はおろか予兆すら感じさせない……
まさに電光石火の早業で瞬く間にキスされたのだ。

上条「」

ちゅく、ちゅるるるっ、じゅるるるっ……

青髪「Oh……」

禁書目録「Ah……」

御坂の桜色の舌が麦野の桃色の唇を貪るように重ね、奪い、食む。
逃がすまいとするように華奢な二の腕を首筋に絡めて固定し――
交じり、蕩け、溢れ、零れる粘着質な音が静止した部屋の中で響き合い、水飴を絡めるように一方的に。

御坂「あっ、んっ、あいふのあひふぁふるうっ……んっ、んんふっ、ちゅぱ、あいふとひふひたおふひにひゅーふるのぉ!」

麦野「んー!んー!!んー!!?」

丹念に、丁寧に、執拗に顔を傾ける麦野を上向かせて舌先を小突き、舌腹を絡め、舌裏を舐め上げ唾液を啜り飲む。
白井黒子が見れば鼻血を出すか血涙を流すかしそうな桃源郷がそこには広がっていた。
一方ノーマルな麦野からすれば地獄絵図も同然である。
上条など頭が真っ白になりコップがガシャンと取り落としてしまった。

全員「(ヤバい)」

御坂「あふんっ、んんっ、んちゅんむんっ……あいふの、ろうまの、はえひへぇー!!」

ちゅっ、にちゅっ、にゅるっ、ぬちゅくちゅぷじゅりゅりゅるるっ……ぽいっ

麦野「」

猟師に撃たれ地に伏した鬼熊のように横臥した麦野、ジュルリと舌なめずりし手の甲で拭う御坂の笑顔は輝いていた。
それに対しこの部屋にいる全員の笑顔は生暖かいまま凍りついた。
犯られる。殺られるのではなく犯られる。間違いなく今や絞りかすのように投げ捨てられた麦野のように。

御坂「ひゅーひちゃうんらぞー……」

雲川「まっ、待って欲しいんだけど。これは……んー!!」

御坂「わらひはられにれもひゅーひひゃうんらろー!!」ガバッ

雲川「いやああああああああああああああああああああああ!!」




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