過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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◆K.en6VW1nc
[saga]
2011/09/10(土) 21:07:14.57 ID:42BNj/aAO
〜7〜
青髪「あ〜〜!出来上がったんやねこれ」
雲川「くっくっく。予想以上の仕上がりなんだけど」
禁書目録「しずりも大満足の出来映えなんだよ!」
同時刻、青髪ピアスが住み込みで働いているベーカリーにて……
学校帰りに立ち寄った雲川芹亜はカウンターにて二枚の便箋を手にしていた。
麦野から御坂へと手渡された物と同一のそれをインデックスから受け取って。
青髪「おおきに。それにしてもえらい格好っちゅうか何ちゅうか」
雲川「これ常盤台の超電磁砲にも見せるのか?どんなリアクションをするか楽しみで仕方ないんだけど」
禁書目録「たんぱつにはしずりから渡してると思うんだよ!今日呼び出すって言ってからね」
青髪「せやな。でも大丈夫なん?あの別嬪さん交通事故に遭うたんやろ?」
禁書目録「(ギクッ)う、うん大丈夫なんだよ!ピンピンしてるんだよ!!」
青髪「(ほんまは知っとるんやけどね)」
雲川「(そういうところがお前のダメな所なんだけど)」
インデックスが使っている起動少女カナミンの便箋の中身をしげしげと見やる雲川の傍らぬけぬけと青髪が語る。
それに対しインデックスは何とか顔に出さず口を滑らせる事なくやり過ごせたと一人安堵していた。
そんなインデックスを見やりながらトレーとトングを整理しつつ青髪がその細い眼差しを向け――
青髪「わざわざ届けてくれたんはありがたいけどええのん?別嬪さんの側ついたらんとって」
禁書目録「いいんだよ。しずりは“もう大丈夫”だからね!」
青髪「……そっかあ」
禁書目録「(本当はしずりのお酒飲んだ罰としてお使いに来させられたんだよ)」
なんとなくバツが悪いインデックスはその全てを見透かすような眼差しからやや顔を外す。
まるで頭の中に収められた十万三千冊の魔導書の中にある伝承『ホルスの目』のようだと感じられた。
そしてこのインデックスの直感を、あの最高の科学者にして最悪の魔術師が聞けば『着目点は間違っていないが着眼点が正しくない』と宣うだろう。
雲川「ほう?ならわざわざ届けに来てくれたお礼に青髪がパンをおごってくれるらしいけど」
禁書目録「ほんと!!?」
青髪「勘弁したって下さい!店潰れてまう!!」
未だ『オシリスの時代』の真っ只中にあって……『ホルスの目』を持つ少年は頭を抱えて心の底から悲鳴を上げた。
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