過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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838:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/09/17(土) 21:01:31.74 ID:W55C2CfAO
〜2〜

フレンダ『ねえねえ絹旗。ところでその右手どうした訳よ?』

絹旗『別に超なんでもないですよ』

こっちは絹旗と違ってその自慢の脚線美とやらをストッキングでより引き立てる方向性に進んでるらしい。
見た目だけなら金髪碧眼の美少女で通りそうなもんだが――
とっ散らかしたテーブルの上に転がってるドアを焼き切るためのツールと電気信管がそれを裏切ってくれる。
これで捕まえたスナイパーを散々活き活きと拷問してやがった。こいつもアブナいヤツだ。

フレンダ『浜面ー喉渇いたってばー!!』

浜面『今持ってくよ!!』

俺からすればマグロの解体ショーを人間でやられてるようなもんだがそれでも『先代に比べりゃ全然優しい方』なんだと。
このアブナい連中を束ねてた前リーダー。何でも恐ろしく強くて怖いくらい美しかったって話だが――
その話は絹旗の前ではNGだとアドバイスされた。
どんな女かは知らないがこいつらの様子を見る限り尊敬半分恐怖半分のブレンド。一体どんなアマゾネスだよ。

滝壺『はまづら』

浜面『あ』

滝壺『私、抹茶オレが飲みたいな』

浜面『……へいへい』

……それからあの雨の夜、全てを失った俺の前に舞い降りたピンク色のジャージの女の子。滝壺理后。
10月3日の夜に出会い10月4日の朝に別れた忘れがたい少女と俺はこのファミレスで再会した。
それにも驚いたがそれより驚かされたのはあのか弱そうな女の子がこのアイテムの中核を担ってるという事。

浜面『ほい、オラ、はい』

絹旗『ちょっと』

フレンダ『浜面?』

絹旗・フレンダ『『私達の時と滝壺(さん)への態度(超)違ってない(ません)?』』

浜面『違ってねーよ!!』

絹旗『いやいや。私の時“ほい”とか超適当でしたって』

フレンダ『私なんて“オラ”よ“オラ”!浜面(下っ端)のクセにエラそうな訳よ!!』

絹旗『浜面超生意気です新入りのくせに。滝壺さん超気をつけて下さい!男はみんな狼って言いますが、こいつからは超洗ってない犬の匂いがしますよ!!』

浜面『ひでえ言われようだ』

滝壺『大丈夫、私はそんな犬呼ばわりされるはまづらを応援してる』

フレンダ『結局、滝壺と浜面はどういう知り合いな訳よ?なんか最初から顔見知りっぽいし』

そこでピタッと空気が止まった。イヤな空気だ……読みたくねえ




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