過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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918:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/09/25(日) 15:37:12.37 ID:LC5MmfkAO
〜22〜

麦野「絹旗ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

絹旗「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

垣根「(しまっ……)」

こじ開けられたダイヤモンドウイングへ絹旗が駆けて行く。
折れた足で、砕けた腕に『香水瓶』を手に垣根へと突っ込み――

フレンダ「――気体爆弾イグニス」

その絹旗が駆け出した地点で力尽きたフレンダが瓦礫から顔を上げニヤリと笑う。
気体爆弾イグニス。御坂美琴に対してフレンダが仕掛けた詐術でありこのサイズではフェイクに使った爆薬とさほど変わらない。が

フレンダ「自信満々の能力者を嵌めたこの瞬間が……最っ高に快感な訳よ!!」

一瞬でも未元物質を断ち切られ間隙が生じ、肉体をさらした垣根ならば――
この香水瓶程度ですら取り返しのつかないダメージを追うだろう。そして

絹旗「浜面ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

浜面「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!」

ガコン!と手にしていたメタルイーターを垣根へ差し向ける浜面。
浜面は内面で苦笑し外面で世界で一番人を馬鹿にした表情を作り――
人使いの荒い自慢の上司(リーダー)もろとも

垣根「テメエ!!」

絹旗「――私の窒素装甲はこンな爆薬程度では貫けませンので」

バギン!と手中の気体爆弾イグニスの香水瓶が割れ、大気に晒される。
ガラリと変わった絹旗の口調と窒素装甲の演算能力は爆発すら凌ぐ。
つまり――垣根だけを巻き込む乾坤一擲の自爆攻撃なのだ。

麦野「――これが」

ボッと浜面のメタルイーターが放った弾丸がイグニスへと撃ち込まれるのを垣根はスローモーションで見つめていた。

フレンダ「――アイテムって訳よ」

巻き散らす火花がイグニスへと伝播し、無色の大気が真紅の灼熱へとその色を変え

絹旗「地獄に着いても」

絶望の暴君、災厄の魔王、暗部の皇帝、学園都市第二位未元物質(ダークマター)垣根帝督を

浜面「――忘れるな」

瞬きすらも許さぬ劫火の扉が開かれ、煉獄の門へと誘う。
何人足りとも触れざる高みへと昇り行くイカロスの翼ごと

垣根「――!!」

パキィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!




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