過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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93:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/14(木) 21:40:12.81 ID:1DwrXIIAO
〜26〜

麦野「いえ、そんな……いきなり」

美鈴「ええー美琴ちゃんの番号もアドレスも知ってるんでしょー?私一人仲間外れー?」

麦野「ええ、まあ……(インデックス絡みの時に教えられたからな……ああクソッ、この女やりにくいったらない!)」

美鈴「じゃあやっぱり美琴ちゃんとお友達だ♪ねえねえ美鈴さんも仲間に入れて?若い年下の友達欲しいなあー?」ワクワク

麦野「……どうぞ、赤外線使えます?」

美鈴「おっしゃー!!年下の綺麗どころげっとー!!」ダキシメッ

麦野「抱きつく意味ねえだろうが!!酒抜けたんじゃねえのかよ!!」

美鈴「だってーこーんな美人見たらテンション上がっちゃうっしょー?これならパパにもやましい事ないし♪ぶはー」

麦野「酒臭ッッ!!」

普段世の中を斜に構えて見、自分や人間に冷ややかな目を向ける麦野にとってこの手のタイプは苦手なのだ。
十重二十重に張り巡らせた有刺鉄線を易々と乗り越え、完全武装した重鎧の上から抱き締めて来るような……
曰わく、インデックスのような人たらしとは異なりながら通じるタイプが。

美鈴「でも良かった。帰る前に美琴ちゃんの顔見れて。常盤台に問い合わせても保護者だってのに教えてくれないの。黒子ちゃんに聞いても第六位との合同実験でいないとか言うしさー。今日がダメならまた明日来た時でいいかなーって諦めてたからちょっと嬉しかったかも」ポチポチ♪

麦野「(第六位!?いや待て、私はまだ手を回してないぞ!?誰だ……第六位って誰なのよ!!?)」

美鈴「それに……」ピピッ

その時赤外線通信による電話番号とメールアドレスの交換を終えた美鈴が――
行方不明の学園都市第六位(ロストナンバー)の名を耳にし驚く麦野に対して――

美鈴「―――良かった、貴女みたいないい子が美琴ちゃんの友達にいてくれて」

麦野「!?」

美鈴「少し安心しちゃった。この子、同年代かそれ以上の友達って私の知る限りいなかったから」

麦野「……いや、だから」

美鈴「だって私初めてみたわ。美琴ちゃんが不可抗力とは言えお酒なんて飲んで、誰かとお食事会して、こんなにぐっすり眠っちゃうくらい遊び疲れて寝てるなんて」

麦野「……ケンカと悪口ばかりですよ。お互い顔合わせる度に」

美鈴「――それだっていいものよ?」




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