過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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952:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/09/25(日) 16:20:09.73 ID:LC5MmfkAO
〜50〜

――そして時間は巻き戻る。

少年b「ギャァァァァァー!!」

御坂妹「これでは弱い者イジメですね、とミサカは彼等をこの前覚えたばかりのガン=カタの練習台にします」

浜面「構うこたあねえ!こいつらが散々して来た事は弱い者イジメなんてレベルじゃねえんだよ!!ゲーム感覚で無能力者を殺しやがって!!!」

そこから先はワンサイドゲームである。これまで散々無能力を狩り続けて来た彼等が今や駆られる立場に追いやられ――
彼等が推し進めた数の論理は彼等を押し潰す数の暴力に取って代わる。

少年A「(う、嘘だろ!?)」

絹旗「正義の味方がいなくて超残念ですねえ!!」

番外個体「ここには悪人しかいないっつーの!ギャハハハハハ!!」

滝壺「大丈夫。ターゲットのAIM拡散力場は“支配”した」

その上レベル5『第八位』へと上り詰めた滝壺は体晶無しで複数の能力者を同時に支配するまでに成長していた。
それにより今まで馬鹿にし虐げ続けて来た『無能力者』同然にされた無能力者狩りのメンバーは……

麦野「パリイ!パリイ!パリイ!てかァ?笑わせんじゃねえぞクソガキ共!!お子様のケンカ程度で“私ら”をどうにか出来ると思ってんのかァ!!?」

土御門「――十秒持ったら誉めてやる」

食蜂「貴方達まとめて操っちゃうぞ☆」

これまでの報いを受けるように次々と倒れ、あっという間に終わりつつあった。そこで――

少年A「くっ……どけっ!」

禁書目録「あっ!あれ!!」

少年Aは一昨日盗み出したスクーターに跨り、駅前広場から交差点へと逃げ出した。これもまた以前の経験を活かした逃走手段であるが――

「いいぜ……」

少年A「!?」

逆走した交差点中央に停車したマイバッハが行く手を塞ぎ――

「せっかくコツコツ貯めた金で買った俺のスクーターをパクろうってなら……」

少年A「!?」

疾走する『自分のスクーター』目掛けて突っ込む黒髪の少年と、気怠るそうな煙草をくゆらす――

「やっと沈利を乗せて走れる俺の夢を奪おうってなら……!」

垣根「ふー……」

少年A「お、オマエはァァァァァ!?」

ボンネットに寄りかかる垣根帝督が煙と共に吐き出したその溜め息が


垣根「――絶望しろ、コラ」



少年の見た最後の光景であった――




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