117:1 ◆BycwRokz6k
2011/12/19(月) 22:48:28.47 ID:UQ7oUQN70
いつも遅くてゴメンな。色々用事が終わったよ。がんばる!
>>116
ありがとう、がんばるぜ
* * *
蝉が、鳴いている。
頬を撫でる熱風。
――夏は、まだ終わらない。
8月も中盤に差し掛かった今日この頃、これから俺は1週間は学校に登校しなくてはならない。
自由参加の選択授業があるのだ。本当ならば受けたくはなかったのだが、文化祭のしたくもあるというから、ついでに。
「ちょっと、・・・集!」
「なんだよ」
振り返ると鶴見がいた。だいぶ息を切らしている。
「朝は・・・っ「おう。久しぶりだな」
「・・・・・。」
「なんか言ったか?」
「・・・・・そうね」
「で、用でもあるのか」
「・・・別に、ないけど」
「そうか。一緒にいくか?」
「・・・・・」
鶴見は何度か荒く息を吸って吐いて、呼吸を整えてから、俺を見据えた。
つかつかつか、と。歩み寄り、・・・ではなく。
「けっこうよ!」
俺の横を通り過ぎた。
(なんだ、ヘンな奴)
それにしても暑い。
今日も何か買って帰ろうか。めんまも暇して待ってるだろうし。
一応、ゲームはあるか。まだクリアしてないだろうから、…アイスでも買って帰ろう。
帰宅の計画もしっかり立てたところで、校舎内に入ったのだった。
* * *
めんまは家にいるだろうか。
また、散歩にいってるかもしれない。
岐路に着いた俺は、買ったばかりのコンビニ袋を片手に引っさげて、7月26日…つまり、超平和バスターズで集まった日の翌日のめんまのことを思い出していた。
あの日の朝、めんまは赤くはらしたような目で、俺が目を覚ましたとたんにこう言った。
めんまね!お願い叶えてほしいけど、どうしてお願い叶えてほしいのか、わからないの!
お願いも、わからないし。
じょうぶつ、っていうのをするためなのかな?
めんま、これから何していいか、いつまでいれるのか、あと、なんでいるのか、色々わかんないことばっかだけど、
ちゃんと、ちゃんと考えるね。
だってめんまには、それしか、それくらいしかできないから・・・
最初にはいつものような、元気な顔をしていたのに、最後の方で力なく笑っためんまは、明らかに迷っているようだった。
一晩中泣いて悩んでいたのだろう。でも、どうしたらいいのか、本格的にわからないようだ。
ゆきあつ、ゆきあつはめんまに、消えて欲しくないんでしょ?
でもね、めんまはきっと、それはできないよ?
だって・・・・・・・めんま、いつか消えちゃうと思う!ずーっと幽霊のまま、ここにいられないと思う!
結局消えちゃうなら、お願い、叶えてから消えたいよ、めんまは。
だってめんまは、お願い叶えてほしくて、きたんだよ。
どうしてかは、わからないけど・・・とにかく、お願い叶えて欲しくてきたの!
だからね、・・・だからね、ごめんねゆきあつ。
めんまもね、お願いかなえてかなえてって、いうだけじゃなくて、ちゃんと考えるから。
あれ?さっきと言ってること、おんなじになっちゃったね
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