121:1 ◆BycwRokz6k
2012/01/04(水) 23:06:03.32 ID:aW+AGva/0
アイスをしっかり冷凍庫に入れた後、することもないので部屋に戻る。
開けっ放しにしている窓に手をかけて、なんとなく道路を見つめた。もしかしたらめんまが帰ってくるかもしれないと期待していたが、そうタイミング良くいくわけも無い。数分もしないうちに視線を部屋に戻し、網戸を閉めた。
椅子に腰掛け、机を見ると、何故か広げられたままのテキスト。風がめくったのか、興味を示しためんまが開いたのかはわからないが、場所を取られるのは嫌なので閉じ、机の端に寄せる。・・・どうせ後でやることになるのだ。
(めんまは、まだか)
時間は2時半。
(ちゃんと昼飯は食べたかな)
ああ、何処にいっているのだろう。探しにいこうか。
(でもいつもこのくらいには帰ってくるしな)
入れ違いになるのはごめんだしな。
はー、と大きく溜息をつく。非常に手持ちぶさたである。
何もすることは無い。この瞬間。張り切ってロードワークに行こうと言う気持ちでもないし、勉強に集中しようという気持ちでもない。ただ、この時間帯はめんまを待つ時間だということは、最近体に身についた。
暇だが、苦痛ではない。
何処となく幸せでもある。
めんまを待つ――・・・か。
前までは考えられないことだったな。
ふう、と息をついて、そういえば制服だったということに気付く。
今のうちに着替えておくことにした。
制服は微妙に窮屈だが、嫌いではない。何でだろうな。
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