142:1 ◆BycwRokz6k
2012/04/04(水) 18:00:46.16 ID:Pr4nfihW0
「おっきなこえだった」
思えばじんたんには、よく、めんまの名前を呼ばせてしまったような気がする。
けっこう前だけど、ゆきあつのうちまで来て、玄関のとこから、めんまの名前を呼んでくれたときもあったよね。めんまおぼえてるんだよ!
「ありがとう、じんたん・・・」
めんまがお礼を言うと、じんたんはなんだか、ちょっと俯きがちになって、黙ってしまった。
???
「じんたん?」
「・・・・な、なんだよ」
「・・・?どうしたの?」
「どうもしてねーよ」
「してるよー!下向いてるもん!」
「あーもう!うっせー!」
と、言うなり、顔を机に伏せてしまったので、めんまはひとり首をかしげることしかできなかった。
「ねーじんたん」
「・・・」
「じんたんってばー!」
「・・・なんだよ」
くぐもった声。
聞こえづらいでしょっ!お顔をあげなさい!
「じんたん顔あげてー」
「やだ」
「やだじゃないのっ!」
しーん。
まったく。何をそうめんどくさがるんだかじんたんは。
もしかして眠くなってきちゃったとか。うんうん、わかるわかる。めんまもよくその格好で寝るよ。下向いてると眠くなるよね!
「むー。
・・・あ。夏休みももうちょっとだねえ」
「唐突だな・・・」
「じんたんは学校行かないの?」
「はっ?」
とたんに、じんたんは顔を上げる。ありゃ。何故かむすっとしてる。
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