15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/09(土) 00:02:23.13 ID:TEQrmipH0
>>12
書き溜めてないから遅いが、すまないな。
ごめん、>>13は高翌翌翌揚じゃなく高翌揚。
家に帰ると、めんまはいつもどおりおかえりと言ってくれた。
母親のおかえりなんて耳に入らない。俺のただいまは、めんまだけに向けられている。
「めんま、今日お菓子買ってきたんだ。チョコ、好きだよな?」
「!!好きー!」
買っておいてよかった。
袋から数種類のチョコを取り出す。
菓子のことはよく分からないが、これだけ買えばどれかひとつはあたるだろう。
「うわあいっぱい!」
「どうだ?好きなのありそうか?」
「うん、ぜーんぶおいしそう!」
「気に入ったのあったら言ってくれ。毎日買ってくる」
良かった。
めんまが喜んでくれた。
嬉しそうにチョコを食べてくれるめんまを見てほっとする。最高に嬉しい。
ぺろりといとも簡単にチョコを食べていくめんまが話し出した。
「ねえゆきあつー、お願いのことなんだけどね」
「ああ、」
お願い、か。
何だろうな。
「めんまね、」
自分の指についたチョコをティッシュで拭き、
「超平和バスターズのみんなに会いたいな!」
めんまは、可愛らしく小首をかしげて言った。
「・・・」
超平和バスターズの皆に会いたい、か。
宿海に会いたい、じゃなかっただけ、良かったか。
・・・いや、それでも、俺にとっては結局、都合の良い願いではないのは変わらない。
どうする。
「めんまね、みんながどうなったか知りたい!」
めんまのことを、・・・俺以外のやつ等にも話すのか?
嫌だ。
めんまが俺のものだけじゃなくなるのは。
「じんたんとかあなるとか・・・。」
嫌だ。
「ゆきあつもおっきくなって、成長してるし!」
嫌だ
でも
「・・・分かった。話してみる。」
「!」
叶えなけりゃいいんだ
「ありがとう、ゆきあつ!」
『お願い』 なんて
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