過去ログ - ゆきあつ「め、めんま…?」
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187:1 ◆BycwRokz6k
2013/04/21(日) 12:58:58.82 ID:e70HeLFK0
>>184
ありがとう!
>>186
痛いところを突かれた・・・!頑張ります。ありがとう!


・・・もやもやとして、考えがまとまらない。怒りと、絶望とが混じる頭のまんま、部屋に戻る。床で寝転がり、足をパタパタやってるめんまに話しかけた。

「なあ、めんま・・・。最近、どこにいってたんだ?」

めんまはくるっと振り返り、

「ええ?お散歩してたよー。町とか、公園とかっ!」
「じゃあ、今日は・・・どこに行ってた?」
「?じんたんちかなあ?」

時間が止まったかのように思った。
さも平然と言いのけるめんま。
めんま、お前はまた、宿海の近くへ行くのか?
また宿海を追いかけるのか。


「宿海の家か」

「え?」

頭に憎悪しかなかった。
めんまの視線を感じたが、俺は外へと飛び出した。
カラカラの太陽の視線が、じりじりと肌を焼いていく。


* * *
プツリと電話を切った鶴見は、溜息を吐いた。相手は誰なのかわからないけど、鶴見は何となく参ってるような、疲れたような顔をしていた。めんまに関わる話みたいだったから、超平和バスターズの仲間のうちの誰かかもしれない。それも、鶴見が結構仲良くしてる奴っぽい。
鶴見は、電話中暇をしてた俺の姿を見てか、俺に謝った。

「ごめんなさい」
「いや・・・別にいいけど。何か、大丈夫か?」
「大丈夫よ。こうなることは分かっていたし。それで、話の続きだけど」

鶴見はめんまが帰った後、俺の家に留まった。めんまの居ないところで、話があるとか。

「・・・なんでわざわざめんまを除いてはなすんだ?」

その理由はなんとなく分かっていたんだけど、罪悪感からか、俺はそう聞いてしまった。隠し事はナシだろ、なんて掟の話を、無意識とはいえ自分の口から出してしまった以上は、立場上見てみぬふりは出来なかったというか。・・・とか言って、自分もまあめんまにしていたんだが。

「・・・大丈夫、これは隠し事なんかじゃないわよ。どちらかというと、プライバシーに関わることだし」

鶴見はそんな俺の気持ちを分かってか、眼鏡の奥の瞳を柔らかく細めて言った。昔っからそうだけど、鶴見は皆のことは何でも分かってそうで・・・敵わないなって誰かと話した記憶がある。俺は正座していた足を崩して、言った。

「そうかよ。で?」
「・・・松雪のことなんだけど」
「ゆきあつ?」
「・・・分かってると思うけど・・・、あいつは、めんまに依存しているわ」
「・・・・・そう、だよな」



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