過去ログ - ゆきあつ「め、めんま…?」
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207:1 ◆BycwRokz6k
2013/08/23(金) 23:04:28.99 ID:c+rgB3sn0
>>204
本当ですよね。めんまの死を忘れられないでいる超平和バスターズの中でも、ゆきあつは一際忘れられずにいますよね。 そんなに好きなのに、めんまを手に入れることは出来ないなんてもう、本当に可哀想でなりません。 がんばります!ありがとうございます!
>>205>>206
ありがとうございます、大したものをかけるようになりたいです。


(めんまの日記帳・・・)
「・・・もしかして、じんたん、これ、届けてくれたの?」
「おお・・・。お前、忘れてったから、な」

ぽりぽり頬をかきながら、じんたんは少し目線を逸らして言う。えへへ!じんたんやさしーな・・・。

「ありがとうっ!めんま取りに行こうと思ってたんだー!」

ゆきあつから日記帳を受け取って、うでのなかで抱きしめる。 懐かしいなあ。むかしのめんま、これを毎日書いてたっけ。日記の中の1日1日を、ぜんぶ思い出せそうだよ。少し古くなってる日記帳の表紙。なつかしいサイズ。

「おう・・・」

じんたんが言ったのは、それだけ。 しーん。 な、なんだろう・・。このふんいき! ゆきあつとじんたん、なんだか表情が固いよ?少なくとも、さっきまで仲良くお話してた!とかじゃ・・・ないのかも・・・。
・・・2人は、今までもよく、喧嘩してた。・・・2人の間に、なにか、すごくきょりがあるようなきがする・・・。

「・・・・・・・じゃ、それだけだから」

えっ!あ、帰っちゃだめえ!くるりと後ろを向いて帰ろうとしたじんたん!めんまは急いで引き止める!

「!じんたん!待って待ってえ!」
「んなっ・・・」

シャツのすそを思いっきり引っ張ると、じんたんはちょっと体勢を崩してのけぞった!そのままめんまは言う!

「ほーこくがありますっ!じんたん刑事!」
「で、デカってなんだよ・・・」

体勢を持ち直して、じんたんはすそを気にするように、めんまの手を払った。
ゆきあつのことを気にしたのかな?じんたんは不満そうな顔で、めんまの後ろに目を向けた。
そんな早く帰っちゃやだよー・・・。

「はい!えっと、昨日の『シャーペンかけなかったよ事件』を報告しようと思ったのです!」
「は、はあ・・・」
「ゆきあつ刑事、時間はありますかっ!?ゆきあつ刑事にも知らせたいとおもって!」
「あ・・・ああ」

・・・ふたりとももっと楽しそうにしてくんなきゃやだよう・・・。

「・・・あのねー、昨日なんだけどね!ゆきあつのシャーペン借りてね、ちょっとかこうとしたの!・・・・・・んー、何か書くものなあい?」

そういうと、ゆきあつはすかさずカバンからペンケースを取り出して、シャーペンを貸してくれた。ありがと!
どうしたら信じてもらえるかな?やっぱ書いてみるのが一番だよね?

「まっててねえ・・・ほら、」

めんまは日記帳を後ろから開いて、何もかかれてないページに、シャーペンで何か書いてみることにした!
ゆきあつとじんたんが、めんまの手元をのぞきこんでいる。あっ。2人とも同じようなタイミングでめんまの日記を見た。なんか、嬉しいかも!
・・・・・えーと、こうして・・・


・・・あれ・・・?

「あのね、こんなふう・・・・・に、・・・・・・あれえ?」
「なにやってんだよ、お前は・・・」

ノートのはじには『め』とちゃんときるされてある。めんまって、書きたかったんだけど、・・・かけちゃった。あれ?

「し、しん?でも昨日もでてたし・・・」

ペンを使って紙に何か書こうとしたんだから、紙に書けるなんてあたりまえなんだけど、でも、でもちがうんだもん!えー?だってちょっとも、跡が残らなかったんだよ、きのうは!しんもこーしてでてたし、えっと、えっと。 焦るめんまに、じんたんはあきれたように声を出した。

「・・・かけてるじゃねえか」
「・・・ねー?」
「ねーじゃねえよ・・・」
「・・・そういうこともあるだろ、あんまりめんまを責めるなよ」
「・・・そういうこと、って・・・なんだよ・・・てか責めてねーし・・・」

えっ、い、言い合ってる!ややややめてやめてっ!




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