4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/08(金) 22:33:31.38 ID:VM4J427F0
「あ、ゆきあつ、シャーペンおちてるー」
「え?」
めんまはしゃがんで、床に転がったシャーペンに手を伸ばす。
「はい、どうぞ!」
「・・・・・・・え、あ」
そして、シャーペンを、
持・・・った・・・?
手のひらに乗せられたシャーペンを静かに握る。
嘘だろ?
確かに、確かにめんまによって渡されたものだ。
「ゆきあつは偉いねえ、勉強ちゃんとしてるし」
「い、いや、・・・当たり前だ、それより」
「めんま、」
「ん?」
強い風にさらりと流れためんまの髪が、めんまの肩を掴もうとした俺の手に触れる。
「・・・・・」
俺が持つめんまに似せたウィッグなんかよりも、よっぽど柔らかくて、サラサラで、
「ゆきあつはずーっとぼーっとしてるねえ?」
甘い香りがしたんだ。
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