過去ログ - ゆきあつ「め、めんま…?」
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56:1 ◆BycwRokz6k[sage]
2011/07/23(土) 16:18:20.48 ID:q+ebnDpR0
「おーっかーえりーい!ゆきあつー!」
ひょこりと階段から顔をだすめんま。

「あ、めん・・・」
「?なにー?」
「・・・いや、何でもない。ただいま」
咄嗟に背中に隠した袋。
・・・何故か、渡すことが出来なかった。



部屋のカレンダーに目をやると、25日は土曜日だった。というか、明後日だ。
・・・どうしたものか。
もし俺が出かけたら、めんまは一人ぼっちになってしまう。それに内容まで知られたらめんまはまた泣いてしまうかもしれない。



ピンポン!

誰かがやってきた。母は買い物だろうか。出かけていていない。
俺は階段を下がり、扉を開ける。
「おー!ゆきあつ!」

そこには久川と・・・

「・・・よう」
宿海がいた。

思いも寄らない人物に、一瞬言葉につまった。
「何だ。こんな時間に」
「いんや。メール届いたか?って聞きに。みんなの家まわってたらこんな時間になっちまった」
「・・そうか。メールは届いたが」
「暇だったら来いよ!あなるもー、つるこもきてくれるってさ!」
「へえ・・・」
だから何だ?

「・・・それだけか?」
俺は久川の隣の宿海に視線を向けて言う。
「・・・いや、あのさ「めんまも、つれてこいよ」

久川の言葉を遮って、宿海が言った。

「・・・・・は・・・?」

何言ってんだよ・・・こいつは・・・!久川もいるんだぞ!

「・・・25日。めんまもつれて来いよって言ってるんだ」

どうする。
ここは誤魔化した方が得策か。

「何・・言ってんだよ。めんまって・・・本間のことか?お前・・・「誤魔化すな!」

俺をまっすぐ見る宿海に、自身の顔が引きつるのが分かった。

「お前と俺が、めんま見えることはぽっぽにも言った」

時間が止まる。
久川は少し気まずそうにしていた。


なんでだよ・・・!!
馬鹿かこいつは!何故久川にも言いふらすんだ!


「・・・ここにいるんだよな、めんま」
「宿海・・・っおまえ」
スゥ、と宿海が息を吸う。
「おい!めんま!でてこいよ!!」




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