過去ログ - ゆきあつ「め、めんま…?」
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64:1 ◆BycwRokz6k[sage]
2011/08/10(水) 17:36:39.07 ID:L3acdiUj0
「・・・そんな警戒しなくても」

「は、はあっ!?け、警戒なんて・・・」
「信じてないんだろ、めんまの事」
「・・・っ!」
『めんま』と言ったとき、おおげさに安城の肩が揺れた。
そしてちらりと俺を見て、躊躇いがちにいった。
「・・・別に・・・信じてないわけじゃないけど・・・」
安城は片方の手で自分の腕を握った。
「・・・あのっ・・・宿海も、松雪も・・・ふざけてるわけじゃないのよね?」
「当たり前だろ」
「・・・そ」
それだけ言うと安城は、斜めに俯く。
俺は特になんとも思わず、安城の腕にしがみつくめんまを見ていた。
羨ましい。
おっと。安城にまで嫉妬まがいの気持ちを起こしてしまうとは。
・・・心が狭いな、俺は。


* * *
「おーっ!きたきた!おはよーっす!」
秘密基地に来ると、久川が元気に俺たちを迎えてくれた。
既に俺ら以外のメンバーは揃っていたようだ。
「おっはよー!」
めんまは元気に返事を返す。
「朝から元気だな、お前は」
「まーな!」
ちらりと秘密基地を見回すと、今日遊ぶためなのだろうか、色々と置いてあった。バトミントンやら、ボールやら、めんまが言った西瓜やら・・・。一体何をして遊ぶのだろうか。

めんまがはじの方にいる宿海に近寄って挨拶をしにいく。
「じんたんおはよー!」
「お、おう、はよ。」
「「!?」」
安城と鶴見が目を見開いて宿海に視線を移した。
「・・・っ、・・・め、めんま・・・?」
「あ?」
「め、めんまと挨拶したのかっていってんの!!」
「え?お、おう」
「・・・っ」
なんともいえない表情の安城。鶴見はふー、と深呼吸をしている。

「そうそう!もう知ってるだろうけど、一応な!
めんまがーっ帰ってきましたーっ!パチパチパチ」
わーい!と久川と一緒に拍手をするめんま。信じがたいといった表情の女子2人。俺も見えてなかったらこの2人とおなじようなリアクションをしていたことだろう。いや、そのまえに、ふざけるな!と怒っていたかもしれない――。





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