7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/08(金) 22:55:34.41 ID:VM4J427F0
* * *
「おはよう」
「ああ、おはよう鶴見」
「・・・なにかあった?」
「何でだ?」
「・・・なんか嬉しそうよ」
「気のせいじゃないか?」
相変わらず勘の良いやつだ。
鶴見の言ったとおり、俺の機嫌は良かった。そこそこ、じゃない。すこぶる、だ。
こんなに朝から嬉しいのなんて何日ぶりだろうか。
上辺だけじゃない、心のそこから満たされる『喜び』の感情は、随分と久しぶりな気がする。
「一日中期限良かったわね、珍しい」
「そうか?珍しいことでもないだろ」
「そうかしらね。定期テストで98点取ったって嬉しそうにしなかったくせに」
「100点じゃないと満足できない。そうだろ」
「理想が高いのよ、あんた・・・・・・、」
「・・・どうした」
鶴見は目線をわざとらしく避ける訳でもなく、さりげなく顔を横に背けた。
先ほど鶴見が見ていたあたりを見ると、何処と無く見覚えのあるやつが1人。
「誰だっけ、あれ・・・安城か?」
「・・・そうでしょうね。あの癖っけ」
「あー、昔からすごかったよな」
「・・・・・・」
安城は、俺や鶴見の昔の知り合いだ。
今見ると、外見がかなり派手だが・・・昔はそんなでもなかった。むしろ目立たない方だった気がする。
安城は同じく派手な女連中2人と遊んでいるようだ。
「行くか」
「ええ」
別に声をかける必要も無い。
>>5
ありがとう
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