過去ログ - 蛇足 とあるフラグの天使同盟 弐匹目
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542: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/28(木) 19:25:03.70 ID:SBBhKa84o

乱れた呼吸を落ち着かせ、浜面はゆっくりと腰を下ろす。
浜面の向かい側の席に座っている麦野沈利は気怠げ表情を浮かべながら
義手である左手に持った紙を睨んでいた。


「………ロシアで私達の会話を傍受されていたか? 一応、盗聴や情報漏洩に対しても
 警戒はしていたんだけどね。 "ここまでハッキリ書かれていると"、やはり情報が漏れていたとしか思えない」


麦野の言葉を聞き、絹旗はエメラルドグリーンの液体が入った炭酸飲料をストローで一口飲んで、


「私はその時ロシアには超居ませんでしたから詳しい状況は知りませんが、
 これが情報漏洩だろうが盗聴だろうが、このドラコ=アイワズとかいう詳細不明の
 人物に発覚してしまっている事は超間違いありません」


言葉を紡ぐ前に絹旗は周囲の様子を警戒しながら、そして言った。



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