過去ログ - 蛇足 とあるフラグの天使同盟 弐匹目
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610: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/30(土) 22:21:53.66 ID:vVyaPfQio

結局、フィアンマのカゴにはサイコロステーキ用の生肉が入ったパック六つと、
サイコロステーキ専用のタレという、別にそんなん焼肉のタレとかで代用出来るんじゃね?
的な無駄調味料二本が本人の意志など無視して放り込まれていた。

それだけならまだいいが、サイコロステーキのおばさんにとっては外人は珍しい動物みたいなものだったのか、
散々持て囃された。やれどこの国から来たのとか、やれイケメン外人タレントなのとか、やれおばさんの養子になれとか。

『外人』だけでこの騒ぎだ。もしこのおばさんの前に『人外』であるミーシャ=クロイツェフでもひっ立ててみろ、
多分サイコロステーキでタワーを作り出す。絶対やる。あのおばさんは本物の大天使にさえも平気な顔で
サイコロステーキを大量に押し売る。最強である。

少なくとも、こんなありふれた日常に触れたことのないフィアンマにはそう思えた。


「大変でしたねー……。 でも良かったじゃないですか、お値段半額にしてもらえて」

「この街は外人が買い物したら商品全部半額にしちまうのか……」

「多分、火野ちゃんのようなイケメンさんが買い物してくれたからなのですよー。
 ああいうお年頃の女性は火野ちゃんのような若い男の子に弱いですからねー」

「イケメン、とは何だ? 学園都市では魔術師を『イケメン』と呼称するのか?」

「はい?」




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