過去ログ - 新・学園都市第二世代物語
1- 20
113:LX[saga sage]
2011/08/13(土) 21:31:16.39 ID:Edo06nMD0


「みさか」と言った、その人が廊下を曲がって見えなくなったところで、ぼくは我に返った。


(あのひと、美琴おばちゃんにそっくりだった……

名前も、『みさか』だし、案外親戚だったりして……

でも、なんであのひと、逃げちゃったんだろう……?)



(後を追いかけようか?) とぼくは一瞬考えたけれど、

(会議室からあんまり離れるのはよくないな) と思い直して、

ぼくはサイフから100円玉を取りだして暫く考えた末に、あの「みさか」さんと同じ「ヤシの実サイダー」を買ってみた。

一応、『みさか』さんが「人柱乙」だったわけだしね。



原材料名を見ても、そんなおかしなものの名前はなかった。

プルタブを引き上げ、ぼくはおそるおそる一口飲んでみる。



 ――― なーんだ、普通のサイダーじゃん ―――



ぼくは安心してヤシの実サイダーを飲み干した。

350ml缶だから、一気にはちょっと無理だった。げっぷも出るし、ね。

でも、残して捨てるなんてことは出来ない。

食べ物は大切にしなければいけません、と美鈴おばちゃんにもきつく言われてきたし、それに第一、もったいないもん。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1293.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice