過去ログ - 新・学園都市第二世代物語
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154:LX[age]
2011/08/26(金) 19:12:33.82 ID:Yxd7gOm80
>>1です。上がってないのでageてみます。
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再び場面は冥土帰し<ヘブンキャンセラー>の病院に戻る。



予想外の、ぴりぴりとした麻美(元検体番号10032号)の雰囲気に、意表を付かれた当麻はしどろもどろになりながら言い訳を始めた。

「う、うん。ちょっとな、一麻を見てもらおうと思ってさ。お前もここにいるし。ごめん。

その、おまえを驚かしてやろうと思って……あの、わざと連絡してなかったんだよ。すまなかった」



だが、当麻は一つ気が付いていない。

麻美の視線が当麻だけに注がれている訳ではないことに。



「お父さんが戻ってこないからだよ? のども渇いたし、あそこ何にもなかったんだから」

母・麻美の影から出て一麻が文句を言う。

「ああ、それは済まないことをしたね。私の不作法がご迷惑をお掛けしたようだ。申し訳ない」

木山教授が3人に頭を下げる。

「い、いや、先生、あの、頭を上げて下さいよ」

あたふたと当麻が手を振る。



「あなた? それでこちらの先生はどちら様なのでしょうか?」(はぁ、相も変わらずあなたは鈍感なのですね)

麻美がかすかに険のある目で当麻に問いただす。



(おいおいおい、なんですか、なんなんですか? 

久方ぶりに会ったいうのに御坂妹のこの目つき、この態度、この口調!? 

まさか、また美琴みたいに何やら盛大に勘違いしてるんじゃないでしょうか?)



久方ぶりに会ったというのに、どうしてこう剣呑な雰囲気になるのだろうか、と心の中でため息をつきつつ、

「木山先生だよ。脳の専門家。冥土帰しの先生の代わりに一麻を見て下さるんだぞ?

お前からも宜しく御願いしなさい?」

(まさか、お前、木山先生をオレの何かと誤解してるんじゃないんだろうな? これでわかったろ?)

というニュアンスを込めて、当麻は木山教授を麻美に紹介した。



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