418:LX[saga sage]
2011/12/11(日) 19:45:30.42 ID:4RwNR2iJ0
「おまえさぁ、どうしてそうムードぶち壊すこと、言うの?」 当麻の声も低い。
「だって……当麻が、えっち……だから」
美琴は赤い顔のまま、再び当麻にしがみつく。昔より遙かにボリュームを増した美琴の胸がしっかりと存在を主張する。
「こらこら、あんまり刺激すると、さすがの紳士の当麻さんも狼に変身しちゃいますよー?」
自分のある部分の変化を悟られぬよう、わざと茶化して見せる当麻。
「ふーん、当麻は狼になるんだ? じゃ、あたしは、かわいそうな赤ずきんちゃんなんだ?」
ふふっ、といたずらっぽい声と、挑発するような目で当麻を見る美琴。
(赤ずきんちゃんは、もっとか弱い女の子ですよーって言ったら殺されるな)
そう思った当麻は、あえてお芝居を続ける。
「そうですよー? 赤ずきんちゃんは悪い狼に食べられちゃうのですよ?」
「そっかー、あたし、当麻に食べられちゃうんだ………ふふ、でもきっと、あたし、美味しくないかも、よ?」
思わず、ぞくっとなる当麻。
「じゃぁ」
頂きましょうか? と挑発に乗ろうとしたその瞬間、
「で・も、今日はダメ〜!」
キャハハと笑ってパッと逃げ出す美琴。
「こらぁ、紳士の当麻さんをからかいましたねー!」
玄関へ逃げた美琴を追いかける当麻。
「やん、助けて〜」
鬼さんこちら、というような誘う走りで玄関へ逃げた美琴は、あっさりと当麻に捕まった。
「元気になった? 当麻」 当麻の腕の中で小さく笑う美琴。
「……ったく、美琴さんは当麻さんを年上だと思っていないんじゃないでしょうか、ねー?」 こらぁ、と言う感じで答える当麻。
「うん。ぜ〜んぜん思ってなーい」 甘える声で答える美琴。
「そういういけない子には、お仕置きが必要ですね」
当麻の答えにも美琴は動じない。
「ふふ、じゃぁお仕置きしてみて?」
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