47:LX[saga sage]
2011/07/17(日) 20:38:29.24 ID:oQbwEsW50
「ま、まぁな。一麻の言うとおり、かな? なぁ美琴?」
「う、うるさいな、アンタは黙っててよっ! それで母さんたら、いったいどっちの味方なのよっ!?」
「あ〜ら、決まってるじゃない、か・ず・まクンよ♪」
口ではやっぱり美鈴おばちゃんが一番、てことなのかな。
美琴おばちゃんはふくれっつらしてるけど、でも半分は笑ってる。
「こら、一麻クン? そこで下向いて笑ってない! 宿題はちゃんと終わってるのかな?」
おっと、ビシっと指さされてしまった。美琴おばちゃんの矛先がぼくに向いた!
「美琴ちゃん! ひ・と・を、指ささない!」
美鈴おばちゃんがまた突っ込む。でも美琴おばちゃんは平気な顔してる。
ちょっと酔ってるな〜これは。
「う、うん。まだだけど……?」
くそ、これは雲行きやばい、かな?
「そうなんだー? じゃぁ、ちゃんとやらないと、明日は大変よねー? 食べ終わったら、さっさとやっちゃいなさ〜い!」
ニヤニヤしながら美琴おばちゃんは二階を指さす。
ちぇ、つまんないの。
せっかく賑やかで楽しいのに……
まぁいいや、さっさとやってしまえばいいんだろ? 美琴おばちゃんに逆らうと恐いし。
「はーい……。さっさとやってきま〜す」
ぼくは食べ終わった食器をキッチンに下げて、二階へ上がった。
1002Res/1293.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。