52:LX[saga sage]
2011/07/18(月) 11:12:56.10 ID:D/+DjcWy0
皆様、こんにちは。>>1です。
コピペ貼り付けにミスがありました。問題は>>48で一場面がまるまる抜けました。正しくは下記の通りです。スミマセン。
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「上がった?」
美琴が母・美鈴に小声で尋ねる。
美鈴は階段の下へ行き、部屋に入ったことを確認して戻ってくる。
「部屋にいるわ」
「さて、じゃ今日の本題に入りましょうかしらね」
今までのおちゃらけが嘘のような、まじめな顔つきになった美琴が口火を切る。
「お母さん、一麻くんの話、聞かせて?」
三人は小声で話を始めた。
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「終わった〜」
算数の宿題は数が多いけれど、それほど苦にはならない。数式をとくのは楽しいし、ね。
ぼくは、トントンと階段を下に降りた。
「お、一麻、宿題終わったのか?」
お父さんが声をかけてきた。
「うん」
「へぇー、さすが、あたしの甥っ子は違うわねぇ、誰かさんとは?」
美琴おばちゃんがまたまた鋭い矢をお父さんに放つ。
「一麻、風呂一緒に入るか?」
お父さん、今度は華麗にスルーした……
え?? お父さんと? 風呂? 確かに……それはいつ以来かな?
「あ〜ら、あたしも一緒に入ろうと思ってたんだけどなぁ〜?」
え―――っ??? ちょっとそれはないよ??
美琴おばちゃん、今日はどうしたんだろう?
ちょっとヘンだよ? いや、絶対ヘンだ。やたら絡んでくるような気がするし。
「一麻クンはもう、いつもは一人で入ってるんだから。もう子供じゃないのよ、美琴ちゃん?」
美鈴おばちゃん、ありがとう。
そう、ぼくは4年生になってからは一人でお風呂に入っているんだ。
だって、わかるだろ? 美鈴おばちゃんとお風呂に入るのは、恥ずかしいんだよ、もう。
美琴おばちゃんとなんか、もう絶対入れない。
「おーし、一麻、行くぞ〜 突撃〜!」
「うん!」
ぼくらは風呂場へ突撃した。
「あー、あたしだけ除け者にした〜!!」
美琴おばちゃんがダダをこねる声がむなしく響いてる。
どうやら今日は絡み酒らしいや。
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