過去ログ - 新・学園都市第二世代物語
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6:LX[saga sage]
2011/07/10(日) 01:56:18.74 ID:Zt+dW98A0

冥土帰し<ヘヴンキャンセラー>の質問が続く。

「それは、本来あるべき日にちから数えてどれくらいかな?」

いつしか彼の声は小さくなり、ヒソヒソ声になっていた。



「今日で……2週間と2日遅れています」

少し間をおいて答えた彼女の声も、いつしか彼の低い小さな声に合わせるかのように小声になっていた。



「最近、吐き気を感じたりすることはないかな?」

「それは少し前にありましたが、ここ3日間はありません」



「……ありがとう。質問はこれで終わりだよ。それで、ちょっとこっちに来て、このデータを見てごらん?」

そう言うと、彼は自分のPCにデータチップを差し込んだ。



検体番号10032号が立ち上がり、彼のPCのモニターを見つめる。

「これがなんだかわかるかな?」

「……超音波診断結果、でしょうか?」

「はは、さすがだね、その通りだよ。今回、今までになかったチェック項目があったことには気が付いているね?」

優しい目で彼は検体番号10032号を見る。

「はい。最後の検査ですね?」

「そうだよ? ……それで、答えを言うとだ」



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