過去ログ - 新・学園都市第二世代物語
1- 20
637:LX[saga sage]
2012/04/08(日) 19:49:31.48 ID:TWpm6pHq0


ふふ、まんまと出し抜かれちゃったなぁ、私。

どうすんだろ、あいつ。こういう時、普通は責任取って結婚するよねー。

やだ、それって出来ちゃった結婚になるわけじゃない、あいつも笑いものよね。あ〜あ。

指さして笑ってやろうかしら。



バカね、指さされて笑われるの、私じゃないのさ。

自宅に連れて行って、両親に披露して、婚約成立だなんてはしゃいじゃって、

そしたら、妹に、いいえ、自分のクローンに寝取られて、出来ちゃった結婚見せられて?

うわぁぁぁぁぁぁ、想像もしたくないって、ホント、さ・い・あ・く・よねー。

信じられない。私、完全にピエロだよねー。



ふ。寝取られた姉としては、妹にお祝い言いに行って上げないといけないかしらね。

「おめでとう」って、

「しっかりやんなさい」ってほうがいいかしら。

どれ、祝砲でも打ってあげましょうか?



美琴はジーンズのポケットに手を突っ込みコインを取り出すと空を見上げる……が、空がはっきりと見えない。

「あ……れ? やだ、わたし……」

彼女は、自分がボロボロ泣いていたことにようやく、気が付いた。

涙が一気に溢れ出る。

「当麻の、馬鹿」



バカ! 大バカ!! 

あんたなんか、あんたなんか!!!

あんなに好きだったのに!



嘘つき! 女たらし!! 浮気者!!!

あんたなんか、あの時、死んじゃえば良かったのよ !!!

あのまま北極海でも、どこでも、浮かんでなんか来なきゃ良かったのよ!!! 

沈んで、死んじゃえばよかったのよ!!!



ばか! バカ!! 馬鹿!!!



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1293.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice