71:LX[saga sage]
2011/07/30(土) 20:29:16.31 ID:U6IBJhJL0
「おばちゃん、行ってきます!」
「それじゃ、行ってきます。お義母さん」
「二人とも気をつけてね?」
あれからしばらく経ったある土曜日の午後。
ぼくは、お父さんと一緒に学園都市に行くことになった。
理由は簡単で、先月の理科の実験で、ぼくが「電気人間」だということがわかったからだ。
そして、学園都市の広報スポークスマンとしてよく知られている「上条美琴」おばちゃん(またの名を超電磁砲<レールガン>という)は、
実はぼくのおばちゃんであることも。
一時期、ぼくが電気人間だということがバレて以来、クラスの中でぼくはなんとなく浮いた存在になっていた。
はっきり言って、避けられるようになっていた。
それが、あの上条美琴おばちゃん(旧姓の御坂美琴の方がよく知られているらしい)が、ぼくのおばちゃんだということがわかって以来、
現金なもので今度はやたらおばちゃんの事を聞きに来る子が増えた。
より正確に言うと、お父さんやお母さんに頼まれてサインをもらってきて欲しい、というお願いをされたのもかなりある。
言われて、初めてネットで検索してみたら、おばちゃんが若い頃の写真がものすごくいっぱい出てきた。
周りに超能力者が多い、常盤台中学校の時のものも多い。
知らなかった。
びっくりしちゃった。中学生の時からこんなに有名人だったんだ、おばちゃんは。
高校生の頃のおばちゃんや、大学生のときのものもあった。すごいや。
……ちょっときつい感じだけど、確かに中学生のときは可愛いし、大学生のときはすごく綺麗だ。
正直、おばちゃんにちょっとドキドキしちゃった。
お母さんもきっと、若い頃はあんな感じだったのだろうな。なんか嬉しい。
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