80:LX[saga sage]
2011/07/31(日) 19:38:15.45 ID:NaSgzSeX0
「すみません、予約していた上条と申しますが」
「はい、かみじょう……上条……とうま?さんでいらっしゃいますね?」
「そうです。上条当麻と申します」
「上条当麻さんと、みさか……かずま?さんとお読みすれば宜しいですか?」
「はい、御坂一麻です」
「予約確認出来ました。それでは受付の確認になりますので、こちらでIDカードの照合をお願い致します。
終わられましたら、あちらの待ち合わせコーナーでお待ち頂けますでしょうか? 先生の準備が整いましたらお呼び出し致します」
ここは第7学区の病院。言わずと知れた、冥土帰し<ヘヴンキャンセラー>のところである。
能力開発のテストであれば、他に専門のところがいくらでもあるのだが、彼・上条当麻は彼を信頼しており、専らこの病院を贔屓にしていた。
高校生の頃には、既に彼専用の個室があった、という逸話は別にして。
そして、ここで御坂妹こと検体番号10032号、いや今は御坂麻美という名前の女性、すなわち他ならぬ一麻の母親が働いている事も
重要なポイントであった。
過去を言えば、彼女の生命維持のための調整機関でもあった、この病院。
当麻としては、彼女を一麻に引き合わせ久方ぶりの親子対面を果たし、一麻の能力調査を行った後で、
久方ぶりに親子3人水入らずで食事に出かけよう、と考えていたのであった。
しかし。
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