過去ログ - 新・学園都市第二世代物語
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81:LX[saga sage]
2011/07/31(日) 19:43:34.93 ID:NaSgzSeX0

「すみません、あの、上条当麻さんでいらっしゃいますね?」



しばらくした後で、一人の看護士が彼らの前に立った。

「申し訳ございません。先生は只今急患の対応に追われていらっしゃいまして、約束のお時間に間に合いそうもない、とのことでして、

心よりお詫びする、申し訳ないとの御言伝を与っております」

申し訳なさそうな顔で彼女が頭を下げる。



「はぁ……それでは仕方ないですよね……そちらの方が大切ですからね……テストはどうなるんでしょうか?」

やはり、自分には「不幸」がまだ取り憑いているのだろうか、と落胆する当麻。

その姿を見て、不安そうな顔をする息子の一麻。



「それでですね、えーと、能力テスト・確認の為のご来院ですよね? 先生が、代わりの方を手配されていらっしゃいますので、

もう少しお待ち頂けますでしょうか? もうすぐいらっしゃると思いますので」

大丈夫ですよ、と言う感じで慰める看護士。



「そうですか、それはどうも有り難うございます……先生の紹介なら大丈夫ですよね……」

少しホッとした表情になる当麻に、何故かあいまいな表情を浮かべる看護士。

「ええ、まぁ……申し訳ありませんが少しの間お待ち下さいね……」

彼女は早足でその場を去った。




10分くらい待ったであろうか。

受付で二言三言会話を交わしていた女医さんが上条当麻親子の前にやってきた。

「失礼だが、上条さんで宜しいかな?」

「は、はい。上条ですけれど?」

「わたしは、能力チェックの依頼をうけた、木山春生(きやま はるみ)だ。大脳生理学・AIM拡散力場を研究している。

チェックを受けるのは、そちらのお子さんかな?」



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