過去ログ - ドイル「敗北を知りたい」QB「それが君の願いなんだね」
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153: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 04:59:44.70 ID:ij7QMR9IO
ドイル「そういえばソウルジェムの事だが……」

QB「なんだい」

ドイル「昨日こいつの汚れに注意しろって言ってたじゃないか。汚れをため込めば具体的にはどうなるんだ」
以下略



154: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:00:13.81 ID:ij7QMR9IO
ドイル「テンプルにいいのを一発もらったらお終いじゃねえか。どうしてこんなところに付いてんだ」

こんなもの心臓が剥きだしになっているようなものだ。

QB「さあね?どこに位置するかは魔法少女によって個人差はあるけれど。とにかく戦闘の際はソウルジェムを一番に考えた方がいい」
以下略



155: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:00:55.13 ID:ij7QMR9IO

QB「ここが結界の最深部だよ。もうグリーフシードが胎動(うご)き始めている!」

キュゥべえの言うとおり、黒く禍々しい卵が、とくん、とくん、と脈をうっていた。
魔女が生まれる寸前なのだ。
以下略



156: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:02:00.69 ID:ij7QMR9IO
ドイル「なんだこりゃ、すごく弱そうなんだが」

QB「魔女の強さは外観とは関係ないよ。油断しないでね」

ドイル「はあ……」
以下略



157: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:03:07.99 ID:ij7QMR9IO

ドイルが纏う空気が変質(か)わるのを、ほむらは嗅ぎとる。
発せられる雰囲気は、飄々としたそれから一変して、鋭利(するど)く、重圧(おも)いものとなった。
触れた物を全て切り裂いてしまいそうな、危うい美貌がそこにあった。

以下略



158: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:03:39.38 ID:ij7QMR9IO
ほむら(まあ、別にここで死んでくれても構わないのだけど)

もし、ドイルが魔女に破れたとしても、ほむらのプランに影響はない。
むしろ、魔法少女の現実(リアル)をまどかに叩き込めるいい機会だ。
戦い、死にゆく、残酷な運命を。


159: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:04:48.33 ID:ij7QMR9IO

全身のバネを使った跳躍により、ドイルは魔女の元に飛来する。
周りの景色がまるで矢のように飛んでいき、風圧がドイルの頬を撫でた。
獲物が射程圏内に入ると同時に、刃で切りつける。
魔女の反応は鈍く、されるがままとなっていた。
以下略



160: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:05:37.48 ID:ij7QMR9IO
ドイル「そろそろ終わらせるぜッ」

追い打ちをかけるべく、ドイルは跳躍する。
強化された脚力が、ドイルを一瞬で獲物の元に運ぶ。
起きあがろうとする魔女に、踵の刃で切りつけようとした。
以下略



161: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:06:17.37 ID:ij7QMR9IO
ドイル(〜〜〜ッッッ!!?)

必死に回避を起こそうとするが、

細胞はすでに攻撃に移っており、
以下略



162: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:07:20.23 ID:ij7QMR9IO

みしりみしりと、万力のように、魔女はドイルを締めつける。
みちみちと、筋肉が断裂(さ)ける音が聞こえる。
ドイルの口からは、血のあぶくがあふれ出し、「ひゅう、ひゅう」とかすれた呻きが漏れ出す。

以下略



163: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:08:21.22 ID:ij7QMR9IO
ふと、ある考えが頭をかすめた。
この状況を打破する策が。

ドイル(熱い……!!?あれだッッ!!!頼むッッ……“生きていて”くれ!!起動(うご)いてくれッ)

以下略



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