過去ログ - ドイル「敗北を知りたい」QB「それが君の願いなんだね」
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188: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/08/06(土) 05:26:00.85 ID:ij7QMR9IO
杏子「いい加減に、敗北(ま)けを認めろよ。……死ぬまでやるつもりかい」

ニヤリ、と笑いドイルは肯定した。
死ぬまで闘争(たたか)い続けることを。

杏子「〜〜ッッ!バカ野郎ッッ!!」

哀しそうに顔を歪め、杏子は槍を振り下ろす。
深々と、左胸に、鋭利な穂先が突き刺さった。

ドイルが気を失うのを確認してから、杏子は教会を後にした。
庭に出るとき、何者かに言葉をかけられる。

QB「もうやめるのかい?」

白い獣、キュゥべえであった。

杏子「ああ、やめにするよ。あいつはどうしても敗北を認めなさそうだしな」

QB「殺さないのかい?君らしくもない」

杏子「なんでかなぁ……アイツは殺したくねえんだよ」

青空を見上げながら言葉を紡ぐ。

杏子「アイツが目覚めたら伝えてくれ。この勝負、私の負けだって」

───朝日に照らされた杏子の顔は、まるで憑き物が落ちたように、清々しいものであった。


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