過去ログ - ドイル「敗北を知りたい」QB「それが君の願いなんだね」
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245: ◆jZWXi8L9Ck[saga]
2011/09/12(月) 22:28:54.65 ID:RVUZnj2uo

喧騒の中で、少女は人を待っていた。
学生や親子連れ、チラホラと老人、老若男女が集まるショッピングモールに佐倉杏子はいた。

杏子「遅い!」

杏子はかなり気が立っていた。
待ち人がなかなか来ないのである。
昨日、繁華街で助けた黒髪の少女がどうしてもお礼をしたいというので、ここで落ちあうことにしたのだ。

杏子(……もしかして何かあったのかな)

不吉な考えが頭をよぎる。
まさか昨日の今日でまた事件に巻き込まれるとは思えないが、あいつならありえそうな気もする。
そんなことを思っているうちに人の気配を感じた。

杏子「ったく!お礼がしたいッつって人を待たせるとはどういった了見だい!」

待ち人が来たと思い話しかけるがすぐに別人だと分かった。

ドイル「……は?」

杏子「なんだ……あんたか」

肩を落とし杏子はつぶやく。


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