過去ログ - 上条「安価で物語進める」 11
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864: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2011/07/13(水) 04:03:51.87 ID:d246hIe4o

上条「――――何でだよ」

ヴェント「あぁ!?」

上条「テメェがそんなになってまで戦い続ける理由ってのは何なんだよ!!!」


ヴェント「――――私の弟は科学に殺された」


上条「なに……?」

ヴェント「昔、私と弟は二人で遊園地のアトラクションの事故に巻き込まれた。
     何重もの安全装置、最新鋭の速度管理プログラム!! そんなモノは何の役にも立たなかった!!!」

上条「………………」

ヴェント「私が今吐いているこの血はね。B型のRH-っていって、とっても珍しいものなのよ。
     そして、私達が運ばれた病院では、一人分の血しか用意できなかった」

ヴェント「――それで、どうしたと思う?」

上条「…………まさか」

ヴェント「そうよ!!! 弟は言ったわ、『お姉ちゃんを助けてください』って!!!
     そして弟は死に、私だけが生き残った!!!」

上条「お前……それで……」

ヴェント「科学なんてそんなモンなのよ!!! 現にこうして、私達にとって唯一の救いである聖書でさえ冒涜している!!!」

ヴェント「私は科学なんて冷たいモノは全てぶち壊してやる!!! そしてもっと暖かい法則で世界を満たすんだ!!!!!」


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