過去ログ - まどか「わたしが、わたしたちが、魔法少女だ」
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[saga sage]
2011/07/25(月) 12:31:11.36 ID:Q1HPZ14X0
ほむら「今日、学校休みですって」
まどか「そうか」
ほむら「・・・・・・どうする?マミを呼んで、トランザムの研究でもしましょうか?それとも、何処かに遊びにでも――」
まどか「遊んでいる暇などわたしたちにはない。ワルプルギスの夜出現まで、二週間を切った。有り余った時間は全て奴への対策に費やすべきだ」
ほむら「・・・・・・そうね。貴方の言うとおりだわ・・・・・・でも、一応私達は中学生なのだから遊ぶのもまた――」
まどか「それは、ワルプルギスの夜が終わってからでも出来ることだ、ほむら」
ほむら「――そうね」
ほむら「今度こそ・・・・・・乗り越えてみせる。そして、その後は目一杯遊びましょうね、まどか」
まどか「あぁ」
ほむら「絶対よ?まどか」
まどか「・・・・・・何故念を押す?」
ほむら「いつだって、無茶をしてきたのは貴方だからよ・・・・・・」
まどか「・・・・・・すまない」
ほむら「私こそ・・・ごめんなさい――自分から持ち挙げてなんだけど、こんな辛気臭い話はやめましょう。それよりも、マミを呼びましょう。トランザムのことをもっとよく知りたいわ・・・・・・コストが魔力の甚大な消費で済めば良いのだけど・・・・・・」
まどか「トランザム・・・・・・わたしはこの力で、ワルプルギスの夜を駆逐し、世界の歪みを破壊する」
まどか「わたしが、魔法少女だ」
私の記憶にもない、インキュベータでさえ驚愕した超弩級のイレギュラー・・・・・・暫定名称トランザム・・・・・・動力源は双方大量の魔力を消費するから多用は禁物・・・・・・だけれど、この力が、私の乱麻を刈り取る快刀となる。・・・・・・やっと、私の長い放浪は終わるんだ。
マミに連絡した後握ったままだった携帯電話が鳴った。ディスプレイに映った相手はさやか。出ると、昨晩のように空元気ではなく、揚々とした彼女が今日遊びに行かないかと誘ってきた。私はそれを丁重に断り、昨晩出来なかった新しい魔法少女の話、それらに対する振舞い方、そして間もなく出現するワルプルギスの夜についての会議を行いたいと呈したが、やんわりと断られ、一方的に通話を切られてしまった。
まどか「さやかか」
ほむら「えぇ・・・・・・遊びに行かないかって」
まどか「・・・・・・そうか」
ほむら「・・・・・・行きたかった?」
まどか「いや・・・・・・それよりも、トランザムだ」
ほむら「そうね・・・・・・正直、私もそっちが気になるわ」
ほむら「――さてと、マミが来たようね」
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