過去ログ - まどか「わたしが、わたしたちが、魔法少女だ」
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga sage]
2011/07/26(火) 00:18:35.03 ID:mgFu9zsV0
かずみ「此処が見滝原のデパート・・・・・・あすなろとは全然違うね!」

さやか「まぁ、そりゃそうでしょ」

 かずみの素っ頓狂な発言にさやかは苦笑した。さやかははしゃぐかずみを見て一息吐く。良かった、此処に連れて来たのは正解だった。・・・・・・今の彼女は、魔法少女狩りをその手で殺すとのたまった暴徒と同じとは思えない。ただの子どもだ。――隙は突ける。

さやか「は?」

 何故、どうして自分がかずみの隙を突く必要があるんだ・・・・・・――また、浮かんだのはあの記憶――さやかは立ちすくんだ。

かずみ「さやか?」

さやか「へっ?」

 顔がひきつり、声が抜けた。

かずみ「ど、どうしたの?汗、凄いけど・・・・・・」

さやか「い、いや・・・・・・ちょっとね。実はさ、朝から動き回っていて少し疲れてんだと思う。昨日もさ、色々在って」

かずみ「昨日――あぁ、そうだね。そういえば、わたしとさやかが会ったのは昨日なんだよねぇ・・・・・あははっ。なんだか、もっと前から知り合いだったような気がする、さやかって・・・・・・なんだろう、懐かしさ?っていうのが、あるんだよね・・・・・・だからちょっと馴れ慣れしくなっちゃうや、ごめんね」

さやか「いや、別に謝ることなんて・・・・・・あたしだって、かずみにはどうもさ、運命的なセンチメンタル的な思いがある的な?」

かずみ「何その変な喋り方的な!」

 二人で噴き出して、腹を抱えた。一頻り笑うと、さやかは目元に滲んだ涙を拭った。

さやか「――ねぇ、かずみ」

かずみ「ん――なぁに?」

さやか「――あんたのこと、教えてよ」

かずみ「え・・・・・・どうして?」

さやか「勿論――もっと仲良くなりたいからだよ」

かずみ「――・・・・・・うん、良いよ」

かずみ「でも、多分少し長くなっちゃうと思うから、何処か静かな所に」

さやか「それじゃぁ、屋上とかどう?あそこなら人も少ないだろうし、風もあるからのんびり出来ると思うけど」

かずみ「うんじゃぁ・・・・・・そこに行こうっか――あっ、その前に・・・・・・」

 かずみが後ろをちらちらと見る。そこに設けられたのはクレープショップ。さやかはそれを認めて、はにかんだ。

さやか「よかろう。好きな物を頼みたまへー!さやかさんが奢ってしんぜよぅ!」

かずみ「本当!?さやかありがとう!!」


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