過去ログ - まどか「わたしが、わたしたちが、魔法少女だ」
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83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]
2011/10/06(木) 01:08:17.63 ID:asfaugnc0
サキ「双樹は強力な力を有した魔法少女だったよ。苦戦に苦戦を強いられて、時間が経つたびに、仲間は一人づつソウルジェムを奪われて、壊された・・・そして、残った私ともう一人で、双樹を討ったんだ・・・」

マミ「・・・――まさか、その火災は――!!」

サキ「・・・双樹の仕業さ」

マミ「――なんという愚かな行為!!」

 マミはテーブルを叩いた。周囲が沈黙し、視線がマミへと集中する・・・サキは、それに僅かに狼狽したが、マミは気にした風は無かった。

サキ「・・・怒ってくれて、ありがとう」

マミ「当然よ・・・!一体、あの火災でどれだけの人が死んだと思っているの!?いいえ、火災なんかじゃなかったのね・・・まさか、魔法だったなんて・・・!」

サキ「だから・・・私達は魔法少女狩りを狩るって決めた。たとえそれが矛盾を孕んでいようとも・・・必ず成し遂げる。全ての魔法少女狩りは、私達が駆逐するんだと・・・」

マミ「・・・」

サキ「・・・だからこそ、協力して欲しい・・・私達の悲願を、どうにかしてでも成し遂げたいんだ・・・友の無念を払いたい・・・マミ、今魔法少女狩りの最先端に居るのは、一体誰なの・・・?」

マミ「・・・貴女の気持ちはよく解かる。けれど、それとこれとは別問題なのよ」

サキ「・・・」

マミ「それは、わたしの仲間だから」

サキ「・・・そうか」

マミ「でも、彼女とて貴女達と同じ・・・護りたい者の為に、その魔法少女を狩ったのだという事を覚えて、決して忘れないで」

サキ「・・・同じ穴の狢、か」

マミ「貴女達が、彼女に手を出すのであれば、わたしは――いえ、わたしの仲間達は貴女達を悪と見做し、破壊する。それがわたし達見滝原の魔法少女だから」

サキ「・・・残念だ」

 サキは席を立った。マミはミルクティーを啜りながら目を閉じ、嘆息した。


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