8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/07/11(月) 12:22:56.32 ID:pw75EXkAO
数十秒過ぎた後、窓際の席の男子生徒が立ち上がった。
縋るような表情を浮かべる唐木を見て良心の叱咤に耐え兼ねたのだろう。
両手を合わせて無言で唐木に頭を下げている。
「お前か、良い度胸だな。まさか意味を知らずに僕をリンゴちゃんと呼んだわけじゃないだろ?」
「…………」
唐木から手を離して悠然と歩み寄ってくる鋼介に対し、男子生徒は俯いて押し黙った。
「あの糞ったれ売女も酷い事言うもんだ。何が腐った林檎は同じ籠の林檎も腐らせる、だ。教師が未来ある生徒を林檎に揶揄するなんて、ナンセンスだと思わないか?」
「あはは……。そうですね」
「喋るな!!」
愛想笑いを浮かべた男子生徒を鋼介は一寸の躊躇いもなく殴った。
その場に居た生徒達の理不尽だ! と叫ぶ心の声は見事に合致する。
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