過去ログ - コードギアス――白昼の残月――（コードギアス×鉄人28号）
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5: ◆wKCRHpd5CA[saga]
2011/07/11(月) 20:55:00.04 ID:s7SBEhdx0

◆

ブリタニア騎士、『ヴィレッタ＝ヌゥ』は、
命令に従ってＫＭＦ『サザーランド』を駆り、新宿ゲットーへと侵攻する途上で、
奇妙な現象に直面していた。

突然の電波障害により、通信が乱れ、前線では指揮系統に乱れが生じていた。
そればかりか、各種電子機器も不調を訴えている。まるで、ＥＣＭの攻撃でも受けている様に。

新宿ゲットーには今、イレヴンのテロリストが潜伏しており、現状ではそれを掃討している訳だが、
テロリスト風情が、ＥＣＭ兵器を用意出来るとは、到底思えない。

ヴィレッタ「(何だコレは……デリンジャー現象が起こっている訳でもあるまいに……)」

そして、異常はこれだけに留まらなかった。

ヴィレッタ「霧だと……？この天候で？こんな昼間にか？」

黒い、まるでスモッグのような霧が、辺り一面に漂い始め、
ヴィレッタを含む、展開中のブリタニア軍の視界を次々と封じてしまう。

ヴィレッタ「(スモーク攻撃か何かか？テロリストどもめ……猪口才真似を)」

明らかに自然現象では無い。
やはり、先程から続く電波障害も含めて、テロリストの仕業であったかと、
ヴィレッタが部下のＫＭＦに警戒を指示せんとした時……

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁ！？』

部下のＫＭＦより飛び込んで来た通信は、電波障害によって音が割れていたが、
しかし、それは確かに部下の騎士の悲鳴であって、しかもそれは、断末魔であった。

霧の向こうで、爆音と、爆炎が上がる。

ヴィレッタ「！？――――何事か！？」

ヴィレッタが、爆炎の方を向いた次の瞬間には、
別のＫＭＦが爆発炎上し、そして、霧の中から、ソイツは姿を現した。

―――双眸より輝くふた筋のサーチライト
―――黒い霧の中にあってもなお黒い、漆黒の巨大な体躯

ヴィレッタ「何だ――――コイツは！？」

そう呻くヴィレッタのモニター越しの視線の先に、ソイツは居る。

―――『鉄人計画』の遺産

―――蘇る『不死身の兵士』

―――不乱拳博士の造り上げた…究極のモンスター

―――その名は

―――その名は！

―――その名は！！



―――　超　ロ　ボ　ッ　ト　『　ブ　ラ　ッ　ク　オ　ッ　ク　ス　』　！




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