過去ログ - まどか「勇者 エクス☆マギカ 第1話」
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332:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2011/07/26(火) 14:33:40.97 ID:LMWdgig/0
「それについては、私が話そう」

さやかがマミに詰め寄ろうとした時、それを諫めるようにエクスカイザーが口を割った。

「あの時、ほむらと私が一緒に来たのは、途中で私が助けたからだ」
以下略



333:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2011/07/26(火) 14:34:12.37 ID:LMWdgig/0
そう言うとさやかはマミの方を振り向いた。
マミは、ただ事実だ、と首肯するだけだった。

「そ、そんな…嘘ですよね!?マミさん!あの転校生を…」

以下略



334:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2011/07/26(火) 14:34:45.65 ID:LMWdgig/0
マミはそう言ってあの時の自分に後悔していた。
もし今の自分があの場に居たら、引っ叩いてでも言う事を聞かせてやりたかった。
マミは、虚ろな目のままキュゥべぇに目を向けた。

「キュゥべぇ…御免なさいね」
以下略



335:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2011/07/26(火) 14:35:15.55 ID:LMWdgig/0
「いえ!そんな」
「私は…」

「…でも!どうするんです!今もこの町は魔女に狙われているんです!」
「マミさんがいないと!マミさんがいないとこの街は…!!」
以下略



336:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2011/07/26(火) 14:35:46.13 ID:LMWdgig/0
「嫌です…。」

「さやかちゃん…?」

「私!あんな奴に守って貰いたくない!」
以下略



337:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2011/07/26(火) 14:36:13.76 ID:LMWdgig/0
「美樹さん、それだけは駄目」
「そんな事の為だけに、願いを使っては駄目…!」

マミの声には先程までの虚脱感は無く、気迫が満ちていた。
さやかはその様に圧倒されながらも反論した。
以下略



338:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2011/07/26(火) 14:36:44.75 ID:LMWdgig/0
さやかは、また痛い所を突かれてしまっていた。
もちろん、さやかだって満足できる確証なんて無かった。
でも、街を守るためなら、と言おうとした時、マミが口を開いた。

「確かに、街を守るために魔法少女になってくれるのは嬉しいわ」
以下略



339:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2011/07/26(火) 14:37:23.49 ID:LMWdgig/0
此処で、さやかはマミが自分の心配をしている事に気付かされた。
たしかに戦う事はできる、だがあの転校生とずっといがみ合い続けるのか?
出来ない、出来る訳がない、そんな事していたら、いつか必ず…!
自分を引き合いに出してまで、マミはさやかを止めようとしたのだ。
そこで、さやかは下を向いてしまった。
以下略



340:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2011/07/26(火) 14:38:00.60 ID:LMWdgig/0
さやかは涙を流し、ずっと握っていた拳を開き、顔を覆った。
マミは安堵したのか、先程の怒気は収まり、少し生気の灯った瞳でさやかを見つめて語りだした。

「私だって、このままで良い、なんて思えないわ」
「暁美さんと今度話をしてみるわ」
以下略



341:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2011/07/26(火) 14:38:35.77 ID:LMWdgig/0
「まどか?」

「さやかちゃんだと、もしかしたら途中でケンカ腰になっちゃうかもしれないし…」
「同じ魔法少女のマミさんからは取り付く島も無いかもしれないじゃないですか」
「だから、私ならもしかするかも知れない…と思って…」
以下略



342:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2011/07/26(火) 14:39:41.72 ID:LMWdgig/0
「…良いですか…?」

まどかはある種小動物のような眼差しでマミを見つめた。
それにはマミも堪らず笑った。

以下略



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