過去ログ - まどか「勇者 エクス☆マギカ 第1話」
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822: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:43:46.62 ID:3t32eJtZ0


 第8話『あたしって、ほんとバカ』


以下略



823: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:44:26.00 ID:3t32eJtZ0
「無いって…何よ…」

「痛くないなんて、嘘だよ」
「見ているだけで痛かったもん…」
「感じないから傷付いても良いなんて、そんなの駄目だよ…」
以下略



824: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:45:16.03 ID:3t32eJtZ0
「あたしの為に、って何よ?」

「え…?」

そう言うとさやかは立ち上がりソウルジェムをまどかに突き付けていた。
以下略



825: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:46:19.44 ID:3t32eJtZ0
「でも…あたし…そうであっても、どうすればさやかちゃんが幸せになれるかなって…」

「だったらあんたが戦ってよ…」

その瞬間、まどかは周りの音が聞こえなくなった。
以下略



826: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:47:28.49 ID:3t32eJtZ0
「あたしの為に何かするって言うなら、まずあたしと同じ立場になってよ」
「…ハッ、無理でしょ?当然だよね?」
「ただの同情だけで人間止められるわけないよね!」

「ど、同情なんて…そんな…!」
以下略



827: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:48:16.75 ID:3t32eJtZ0
「…何よ?エクスカイザー」

「さやか、まどかに謝るんだ」

「謝る?どうして?あたしは本当の事を言っただけ、なのに何で謝らなくちゃなんないの?」
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828: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:49:18.16 ID:3t32eJtZ0
「在り様が変わっても人間ですって?」
「ハンッ!人間じゃないからそんな事が言えるのよ!」
「あたしはアンタとは違って人間だったの!それが気付いた時にはもうゾンビでした!ッてね!」
「マミさんやほむらだって、アイツも同じ!」
「自分を騙して生きているのよ!」
以下略



829: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:49:59.51 ID:3t32eJtZ0
「…さやか、そんな事を言っては駄目だ」
「君は、どれだけ自分を傷つければ気が済むんだい?」

そう言うと、エクスカイザーはさやかの左手を両手で優しく包んだ。
先程の怒気は何処へ行ったのか、と思うほど優しい言葉であった。
以下略



830: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:50:40.83 ID:3t32eJtZ0
「エクスカイザー…」

「けれど、そこで友達を非難するのは話しが違うよ」
「まどかは本気でさやか、君の事を心配しているんだ」
「それを忘れてはいけないよ」
以下略



831: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:51:25.73 ID:3t32eJtZ0
そう言ってまどかは右手を差し伸べてきた。
仲直りの心算なのだろう。
だが、さやかはその手を握り返す事が出来なかった。

「…!まどか…ゴメン…あたしに、そんな資格ないよ!」
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