過去ログ - まどか「勇者 エクス☆マギカ 第1話」
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826: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:47:28.49 ID:3t32eJtZ0
「あたしの為に何かするって言うなら、まずあたしと同じ立場になってよ」
「…ハッ、無理でしょ?当然だよね?」
「ただの同情だけで人間止められるわけないよね!」

「ど、同情なんて…そんな…!」
以下略



827: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:48:16.75 ID:3t32eJtZ0
「…何よ?エクスカイザー」

「さやか、まどかに謝るんだ」

「謝る?どうして?あたしは本当の事を言っただけ、なのに何で謝らなくちゃなんないの?」
以下略



828: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:49:18.16 ID:3t32eJtZ0
「在り様が変わっても人間ですって?」
「ハンッ!人間じゃないからそんな事が言えるのよ!」
「あたしはアンタとは違って人間だったの!それが気付いた時にはもうゾンビでした!ッてね!」
「マミさんやほむらだって、アイツも同じ!」
「自分を騙して生きているのよ!」
以下略



829: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:49:59.51 ID:3t32eJtZ0
「…さやか、そんな事を言っては駄目だ」
「君は、どれだけ自分を傷つければ気が済むんだい?」

そう言うと、エクスカイザーはさやかの左手を両手で優しく包んだ。
先程の怒気は何処へ行ったのか、と思うほど優しい言葉であった。
以下略



830: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:50:40.83 ID:3t32eJtZ0
「エクスカイザー…」

「けれど、そこで友達を非難するのは話しが違うよ」
「まどかは本気でさやか、君の事を心配しているんだ」
「それを忘れてはいけないよ」
以下略



831: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:51:25.73 ID:3t32eJtZ0
そう言ってまどかは右手を差し伸べてきた。
仲直りの心算なのだろう。
だが、さやかはその手を握り返す事が出来なかった。

「…!まどか…ゴメン…あたしに、そんな資格ないよ!」
以下略



832: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:52:10.34 ID:3t32eJtZ0
「チェーンジ!」

そう言って車の状態になると、アクセル全開でさやかの走って行った方向に見えなくなった。

「さやかちゃん…」
以下略



833: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:53:55.35 ID:3t32eJtZ0


 さやかが雨中を宛ても無く走っているその頃。
さやかを追っていたエクスカイザーは人型になり、さやかを捜索していた。
理由は一つ、この強い雨である。
以下略



834: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:55:10.42 ID:3t32eJtZ0
「く…さやか、無事なら良いのだが…?」

そう言いながら見回していると、人気の無い廃ビルの一角に白い影を見かけた。

「キュゥべぇ?」
以下略



835: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 01:56:23.30 ID:3t32eJtZ0
そう叫んでも、その物体は返事をせずにそのまま進んでいった。
エクスカイザーは相手を野良犬か何かと見間違えていたのだろうか?と思い出した時。

「いい加減にしてもらえないかな?エクスカイザー」

以下略



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