過去ログ - まどか「勇者 エクス☆マギカ 第1話」
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919: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 03:20:59.97 ID:3t32eJtZ0
さやかの眼は何も見ておらず、ただ虚空を見つめていた。
それを見て、杏子は絶句していた。

「希望と絶望のバランスは差し引きゼロだって言ったでしょ?」
「今なら分かるよ」
以下略



920: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 03:21:43.07 ID:3t32eJtZ0
そう言ってさやかは涙を流していた。
その様に我慢できずに杏子が声を掛けた。

「アンタ…!」
「良いじゃんか!別にそれでも!だから言ったんだ!小銭を取り戻す努力をしろって!それなのにアンタは…!」
以下略



921: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 03:22:23.41 ID:3t32eJtZ0
突然の声に二人は驚いてその方向を向いた。
駅のホームにつながる階段の前。
其処には、何故か松葉杖を突いた恭介が居た。

「きょ、恭介!?」
以下略



922: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 03:23:14.50 ID:3t32eJtZ0
恭介は松葉杖を支えに上がった息を整えていた。

「はぁ、はぁ、さやか、君は本当に馬鹿だよ!」
「どうしてだよ!待っているって言ったじゃないか!?」

以下略



923: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 03:23:59.05 ID:3t32eJtZ0
「何で待つのよ!あたしは魔法少女だよ!正義の味方だよ!ゾンビだよ!」

「そんな事知らないよ!」
「それに、さっきも聞いたよ!」

以下略



924: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 03:24:36.55 ID:3t32eJtZ0
そう言って恭介は松葉杖を持ち上げてさやかに向けて指を刺すようにしていた。

「こうするしかないからこうしているの!」
「恭介には関係ないでしょ!」

以下略



925: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 03:25:54.16 ID:3t32eJtZ0
「じゃあ何で待ってくれ何て言うんだよ!それなら脈ありみたいな事を言うなよ!」
「馬鹿さやか!」

そう言いながら恭介は松葉杖を突きながら二人に近づいて行った。
その言葉にキレたのか、さやかも蟹股で恭介に向かって行った。
以下略



926: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 03:26:45.86 ID:3t32eJtZ0
「喧しいよ!あんたら二人!夫婦喧嘩ならよそでやれ!」

そう言って杏子は駅の出入り口を指差していた。
その杏子に、頭を抑えながら、二人揃って同じ事を言っていた。

以下略



927: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 03:27:26.78 ID:3t32eJtZ0
「あ…ゴメン、杏子」

「謝んなよ、謝るんなら、そこの坊ちゃんに謝りな」

そう言って杏子は親指で恭介を指差していた。
以下略



928: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 03:28:07.63 ID:3t32eJtZ0
「わ、分かったから…恭介、あたし」

謝ろうとしたその時、周囲の視界が揺らぎ、変質しだした。

「「!?」」
以下略



929: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/08/26(金) 03:28:57.18 ID:3t32eJtZ0
「何言ってんの!あたしもたたか…「バカ言うな!」
「アンタのソウルジェムはもう限界なんだよ!戦える訳無いだろ!」

「でも…!」

以下略



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