112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/08/01(月) 19:51:34.16 ID:RacKM0Rx0
女友〈幽霊〉「梯子…」
男「そう!誰かが忘れてったんだろうな。小さいころからあったけど」
女友〈幽霊〉「うん、あった…」
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2011/08/01(月) 19:53:08.82 ID:RacKM0Rx0
男「は?・・・え?」
女友〈幽霊〉「ち、小さい頃っていっても、小学生位からだよ!」
男「え?」
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2011/08/01(月) 19:56:32.11 ID:RacKM0Rx0
幽霊(小学生)「いた…!ぼくと同じヒーローが好きな人!」
幽霊(小学生)「友だちになりたいなぁ。一緒に遊びたい…」
男(小学生)「ブラストエンドッ」
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2011/08/01(月) 19:58:46.03 ID:RacKM0Rx0
男「ずっと…見てたのか…」
女友〈幽霊〉「い、いや、毎日じゃないよ…!それに、中学生になって暫くしたら私も
行かなくなったし」
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2011/08/01(月) 20:16:06.37 ID:RacKM0Rx0
女友〈幽霊〉「うん…ずっと、苦しかった。面と向かって、話したかった。触りたかった。
遊びたかった」
女友〈幽霊〉「高校にいった頃すぐに病気になって、治らなくて、ずっと入院してて…」
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2011/08/01(月) 20:20:33.54 ID:RacKM0Rx0
男「あ…え、なんか、照れるな」
女友〈幽霊〉「幼馴染さんの事、大好きだったんだよね?」
男「…!あれを見てたら、わかっちゃうか」
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2011/08/01(月) 20:23:59.80 ID:RacKM0Rx0
男「俺、小さい頃から幼馴染が好きだったんだ…」
男「ずっと一緒にいた。友だちにからかわれても、幼馴染は気にせず俺といてくれたから」
男「中学に入って、部活に入ったのも、ただ幼馴染がそのスポーツを好きだったから」
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2011/08/01(月) 20:26:21.21 ID:RacKM0Rx0
男「それで、頑張って勉強して、幼馴染と一緒の高校に入った」
男「そこでも同じ部活で…幼馴染がマネージャーになってさ」
男「すごく嬉しかった。一緒にいられるんだ、もっと頑張ろうって思った」
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2011/08/01(月) 20:28:17.55 ID:RacKM0Rx0
男「すごく…悔しかった。そんな感情を抱いちゃいけない。嫉妬なんか見苦しいって」
男「思って…。だから、勝とうって、レギュラーになって、活躍して、少しでも…」
男「俺に、振り向いて欲しくって…。でも、勝てなかった。レギュラーにすら、俺は
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2011/08/01(月) 23:48:43.25 ID:RacKM0Rx0
男「みんな知ってたんだな…。その上で、俺があんなことした上であの二人は」
男「俺に付き合ってたのか!みんな…みんな…」
男「惨めすぎる…!何も悪くない人を何度逆恨みしたかもわからない!」
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/08/01(月) 23:50:37.63 ID:RacKM0Rx0
女友〈幽霊〉「そんなことない…。幽霊になって、良かった」
女友〈幽霊〉「男君がそういう人だって、今わかって、良かった…」
男「…え…?」
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