35:ブラジャーの人[sage]
2011/07/15(金) 01:31:56.36 ID:WdcBs0Va0
(こっちの気も知らねェでそンな顔しやがって)
「重い、いいかげンどけ」
「えー、なにソレ!?ロマンチックが音速で飛んでちゃった、って
ミサカはミサカはあなたのデリカシーの無さに驚きだよ!」
一方通行は動こうとしない打ち止めの脇を持ち上げて、
強引に自分の横に放り投げるように座らせる。
「あーあ、さっきの甘々なあなたは一体どこに行ったのかしら、って
ミサカはミサカはがっかりしてみる」
「もう遅い。部屋に帰って寝ろ」
「明日はお休みです。夜更かししてもへいきだもん、って
ミサカはミサカは戻る気がないことを表明してみたり」
「寝ろ」
「イ・ヤ」
しかめ面であさっての方向を見る一方通行と、余裕の笑顔の打ち止め。
彼女はツンツンと一方通行のシャツの袖口を引っ張り
「今日はまだ戻りたくない。もっとあなたと一緒にいたいよ」
「!!!…」
これ以上このフワフワした感覚に身を任せていれば、
己の理性が限界を迎えるようなことになりはしないか、という危機感。
それと、自分だって打ち止めと二人きりで過ごしたいという欲求。
両者が今、学園都市第一位の頭の中でせめぎ合っている。
その結果、一方通行は己の理性を信用することにした。
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