26: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2011/07/15(金) 22:08:20.83 ID:V25jeCajo
10月3日・早朝・とある施設
バァン!!!
一方「………………」
バァン!!! ガチャガチャ!!
一方(……ちっ、まだリロードが遅すぎンな)
姫神「驚いた。すごく上手」
一方「うおっ!!!」ビクッ
姫神「…………そんなに驚かれると。私も少しショック」
一方「テメェ……気配消して俺の近くに来ンなって何度言えば分かンだ?」
姫神「……普通にしてるだけなのに」ズーン
一方「……あー、なんつーか、悪かった」
姫神「大丈夫。いつもの事だから。それで。何で君は銃の訓練を?」
一方「銃を使うのがそンなに珍しいか?」
姫神「いや。君が使うのが意外。その能力があれば何とでもなりそうだけど」
一方「いつでも能力が満足に使える状況で戦えるとは限らねェからな。やっといて損はねェだろ」
姫神「……なるほど。それだけ死ねない理由があるの?」
一方「……やけにズカズカと聞いてくンだな」
姫神「別に。ただの興味。答えたくないなら答えなくていい」
一方「――まァ、確かに死ンでる場合じゃねェってのはあるな」
姫神「そう。君も学園都市に……」
一方「ハァ?」
姫神「……何でもない」
一方「そォかよ。にしても……」ジッ
姫神「……?」
一方「ずっと思ってたンだが、よくお前みたいな奴がこの世界で生きていられるな。何か特別な能力でもあンのか?
その制服、霧ケ丘のだろ?」
姫神「――確かに私の能力は少し珍しい。でも戦闘にはほとんど使えないし。普段は封印してる」
一方「なンだそりゃ。じゃァどうやって生きてンだよ」
姫神「元々私は戦闘向きじゃない。でも人より血の流れが見えるから。傷の処置は結構出来る。もっぱら治療薬ならぬ治療役」
一方「ヘェ。まァ俺にとっちゃ意味ねェな」
姫神「……それ貸して」
一方「あ? ほら……」スッ
バァン!!!
一方「……へェ、ど真ん中か。やるじゃねェか」
姫神「一応人並みには使える。サポートくらいならできる」
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