過去ログ - かがみ達は深い霧に囚われたようです
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157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/05(金) 23:52:45.88 ID:hmDMckbPo


「―――こなた!」

 突然世界に光が差して、私の目は反射的に固く閉じられる。
心地よい柔らかな感触が体を包んでいるようだった。


「お姉ちゃあああーーーーーーん!」
「え!? え!? 何……ぁいたっ!」

 嬌声が猛スピードで近づいて来たかと思うと、腹部にどしんと衝撃が走った。
同時に左足、左肩に鈍い痛みが走り、私はたまらず呻き声を漏らす。

 きっと気付いていないのだろう、声の主、つかさは一向に私から体を離そうとしない。
そればかりか、なおも私にぐりぐりと頭を押し付けてシャツに涙のシミを描いている。


 ゆっくりと開いた私の目に映ったのは、そんな光景だった。



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